ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4383766hit]

■高校総体大阪予選決勝リーグ第2日 履正社ー大阪桐蔭 桃山学院ー関大北陽
開始1分、大阪桐蔭、攻撃力の高いA黒川の左クロスをニアで㉘イマミネが潰れE伊藤がフリーで蹴り込む。0−1。これは入り方の差としか言いようがない。履正社もここ2年全国で揉まれ実戦的なチームになっているのだが。A大迫のロングスローやD安田の忠実な潰しと空中戦など守備陣は固いしもともと攻撃に定評のあるチームだけにアタッカーは強者揃い。そして6分、履正社はエースI牧野が左で1対1、得意のドリブルで仕掛けカットインも阻まれる。牧野には独特の間合いがあり、前向いて持つと止めるのは難しい。9分、履正社、フリーでF田中が右クロスにI牧野がミドルボレー、上に外れる。決定機。11分、大阪桐蔭㉒石川のスルーパスにL田村が裏を取りオンサイド、シュートはGKに当てる。決定機。履正社は自陣でのFKミスから。流れに乗り切れていない。16分、大阪桐蔭㉘イマミネ、オンサイドで裏を取りシュートは右上に外れる。決定機。18分、履正社G林が右の裏を取るが、大阪桐蔭F岡本が身体を絡ませるような巧みな守備で防ぐ。高校レベルでファウルにならないこういう寄せ方ができる選手は滅多にいない。18分、履正社G林がタメを作りH菅原へ、オンサイドでGKと1対1も慌てて撃てず。決定機。林はサイドに置けば突破力もあるが、持ってからのプレーが持ち味なので、いろんなポジションが出来るタイプ。というか、牧野がいなければトップ脇だろう。菅原は裏を取る動きまでは良かったがトラップが乱れた。21分、履正社F田中が裏へ、H菅原がオンサイドもトラップミス、いい形。菅原が動き方はいいと言うべきか、今日は彼の日ではないというべきか。いずれにせよチームメイトは彼を信じてパスを出すしかない。24分、大阪桐蔭、左FKA黒川のキックは逸機。履正社M笠村は後で身長を確認して驚いたのだが高い。センターバックを任せるに足る安定感がある。H遠藤は潰せて捌くだけでなく決定的なパスが出せる。実は大阪桐蔭で一番才能があるのではないだろうか? A黒川はレフティーでワイルドで攻撃力が素晴らしい。27分、履正社、左CKI牧野が入れてM笠村ヘッドも上に外れる。体勢が苦しかった。28分、履正社、40mFK、I牧野が入れてJ西村ヘッドは左に外れる。履正社はシュートが枠に飛ばない。更に左に現れたG林がカットインもゴールラインを割る。いい突破だった。32分、履正社、右CKでI牧野キックも逸機。37分、履正社J西村がタテに突破して左クロスはファーに合わず。前半終了。0−1。

前半シュート数5(1)対3(2)、CK数3対0、GK数2対5、オフサイド数1対0、クロス数6対2、ファウル数5対6、FK数1対1。履正社が強いのは間違いないが、上手く歯車が合わなかった。GK瀧浪は1年生ながら安定していてDF陣も固い。田中・川畑のインサイドの支配力も高い。そして牧野・林という二枚看板もいる。攻守にわたりプレミアリーグの金看板に恥じない戦力を持っていてそれを披露している。にもかかわらず流れが悪い。大阪桐蔭が名門校らしい巧みな試合運びで流れを引き寄せている。こればかりは経験だし。


[5]続きを読む

06月06日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る