ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4380584hit]
■高校選手権2回戦 宇治山田商ー開志学園JSC 静学ー佐賀東
松本直也は写真で満面な笑顔を浮かべていて好感度が高い。プロと違って写真の表情は統一されていないが、写真の表情には微笑とかさわやかな笑みとか、きりっとした表情とか、プロなら凄みを浮かべるとかいろいろあると思うが、松本の表情には高校選手権に出られる喜びにあふれている。
開志学園は高校生のサッカー専門学校+スクーリングによる高校卒業資格取得という独特のスタイルの高校だ。生徒は男女サッカー部とアルビレックス新潟ユースの選手たちであり、いずれも今年度全国大会に出ている。つまり登録は別にして、生徒全員が全国大会に出たというおそらく史上初の高校だ。
試合開始。宇治山田商は守備時はドイスボランチで、攻撃時にはI山田が上がり、4−2−3−1気味となる。極端にバックパスを押し上げ、オフサイドを奪う意図の守備をしている。もちろんバックラインが小柄なこともあるだろうが。高校生なら体格に恵まれなくても戦い方はあるということを証明している。Q羽山は前線で決定的なパスを出す。F四ツ谷は快速で、㉕結城はおそらくチーム1足が速い。1分、開志学園F関が力強くキープからシュートは逸れる。2分、左でJ上口が仕掛けゴール前でM石塚がターンからシュート、決まって0−1。7分、宇治山田商、左FKは逸機。8分、開志学園I伊藤がが裏にだしシュートはブロック。11分、開志学園フォアチェックからF関が奪いH染野がへ、ペナ内で倒されPK。これをH染野自身が左隅に決めて0−2。しかしここから宇治山田商のフォアチェックが機能し始めて、逆にショートカウンターが冴える。M石塚はなかなか上手い。しかし開始も2列目からの飛び出しが見事。F関がタメてM石塚が右クロス、これはカットだが、典型的なサイド攻撃。直後にはF関が突破しM石塚に、しかしGK飛出しが早くカット。21分、開志学園M石塚落としH染野受けるもシュートは外れる。決定機。宇治山田商は㉕結城がいい左クロスを入れる。25分、開志学園、カウンターからH染野が1対1になりかけるが触れず。右CKで開志学園はE高橋が左足で入れてニアでB岡田が合わせるがブロック。28分、開志学園I伊藤が上手いスルーパス、F関強いが最後奪われる。31分、宇治山田商I山田がミドル、DFに当たり左に外れる。決定機。開志学園M石塚を相手を引きつけてキープして決定的なパスを出す。終了間際、宇治山田商、㉕結城のシュート、外れる。結局前半は0−2で終了。
後半開始。宇治山田商I
前半のシュート数は4(1)対5(3)、CK数1対1、GK数3対4、オフサイド数0対7、クロス数2対5、ファウル数4対5、FK数1対1、宇治山田商は狙い通りオフサイドを取れているが、失点は余計だった。
後半開始。43分(40分ハーフ)宇治山田商Iがミドル、弱い。シュートから入る意志が感じられた。しかし開志学園も右CKをE高橋が左足で入れ、クリアされるが、後半の入り方も開志学園がいい。試合運びの上手さは経験豊富な伝統校のような強さだ。53分、開志学園、右FKで風下のE高橋が入れて合わせてバー。決定機。54分、開志学園H染野→㉕大坪奨。58分、宇治山田商、GKK森田に戻し一気に前線へ、G西口へ、持ち込み切り返して左足シュート、決まって1−2。61分、宇治山田商O田中の好フィードがQ羽山へ、GKブロック。決定機。63分、開志学園I伊藤のスルーパスをM石塚受けて倒され、GK森田に警告。このFKをE高橋が右上に決めて1−3。64分、宇治山田商、左CKを後方につないでファーに入れてクリアされるが、こぼれを右クロス、シュートは右に外れる。67分、宇治山田商、正面25mFK、ここでF四ツ谷→H岡本杏太。FKにI山田とG西口が構え、山田の右足は上に外れる。68分、宇治山田商、左CBが上がり結城へ、左クロスにQ羽山が左上隅に決めて2−3。71分、開志学園J上口→O松本夏樹。M石塚が1トップでG今井が左ハーフ、㉕大坪がボランチ、O松本がトップ下に変更。4−2−3−1は変わらず。77分、E高橋→D辻凌一。5バックか。79分、M石塚→Q羽生田大地。結局2−3で開志学園が逃げ切る。
[5]続きを読む
01月02日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る