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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権大阪大会準決勝 大阪桐蔭ー履正社 阪南大高ー金光大阪
シュート数2(2)対1(1)、CK数1対0、GK数0対4、オフサイド数1対1、クロス数0対1、ファウル数7対10、FK数1対2。共に徹底的に繋ぐスタイルのチームなのでなかなかシュートは撃たず。桐蔭ペースなのだが、一瞬集中が切れての失点、そして超決定機にも撃たず、パスを出してしまったシーンなど、桐蔭らしい失敗で差がついた。桐蔭はチーム力が高いからリーグ戦では強いんだけどトーナメントでは無類の弱さを露呈してしまう。
ハーフタイムで履正社P西村→F。42分(40分ハーフ)、桐蔭F神田のスルーパスはオフサイド。履正社も多田の右CKは桐蔭のゾーンを破れず。46分、桐蔭B上加世田のフリーキックがI奥田へしかし切れ込みはカット。48分、履正社スルーパスにF飛び出すが、桐蔭GK飛び出してセーブ。決定機。右CKで多田のキックがカット。49分、履正社E小川達→HがCFへ。以下の布陣↓。
履正社
−−−−−九番−−−−−
−七番−−牧野−−林−−
−−−多田−−田中−−−
小川明−安田A長尾−大迫
−−−−−安川−−−−−
たぶん本来なら9番の位置に瀧本が入るんだろうなあ、と思いつつ前半から才能の煌めきを見せる牧野のポジションチェンジにも注目する。牧野はトップ下としてもなかなかで、小さな振りからのパスで細かい局面も打開できるし、9番との息もあっている。桐蔭㉗の右クロスをカットして右CK。履正社もCKの守備はゾーンだが、高校生レベルだと慣れてないこともあって、攻撃側はなかなか崩せない。そのカウンター、9番に入るがスライディングタックルでカット。超決定機。58分、桐蔭㉔瀬野→J立花凌(3年)。本来のレギュラー。61分、履正社I牧野からFへパス、右シュートは左に外れる。62分、桐蔭M清水→L三宅洋輝。64分、履正社カットからI牧野がスルーパス、F角野1対1を落ち着いて決めて0−2。これはあまりに大きいゴール。桐蔭はドリブル突破も勝負パスも思い切ったシュートもなく、繋いでいたらいつか点が入る、というサッカーなのだが、履正社の潰しの前に走らせて体力消耗させるほど圧倒できてない。66分、桐蔭N久保田貴→Q渡邊稜真(3年)。履正社O林→J田上翔太。68分、桐蔭G久保田和、ターンから上手いドリブル、右に展開、㉗横山の右クロスをふた谷久保田和がヘッド、上に外れる。69分、J立花ドリブル、快速から左クロスはカット。左CK上加世田もキックは履正社のゾーン破れず。履正社も左FK、牧野の右足と多田の左足。ただのキックは大外に逸れる。さらに右クロスにN田中のシュート、こぼれヒールが入りH角野触るがGKキャッチ。73分、桐蔭F神田→A小川仁太。76分、桐蔭FK、B上加世田が入れてヘッドは正面。78分、G久保田和のパスをJ立花流しI奥田シュートはGKセーブ。超決定機。決まらない時はこういうもの。その右CK、ヘッドは上に外れる。40分の右CKも上加世田のキックはGKキャッチ。履正社Q大迫→C田口宏仁。結局0−2で終了。
後半シュート数6(3)対6(5)、CK数5対2、GK数2対2、オフサイド数1対3、クロス数5対4、ファウル数7対6、FK数1対1。
後半も桐蔭は支配すれども撃てず。強いけどトーナメントで勝てない桐蔭らしさが出てしまった。久保田和音について。下がって受けたり、上がり目でポジショニングや姿勢に気をつけて受けたりとボールが集まり、正確な技術で前を向き、仕掛けてから決定的なパスを出した。守備の読みも抜群で二手三手先を読んだクレバーさが光った。ただ中心選手なのだから、もっとリーダーシップを発揮して周囲にも強引さを要求すればよかった。桐蔭はパスばかりで強引に仕掛けるだとかシュートするのが久保田和音だけだったのだから、そのプレーをほかの選手にも伝えるべきだった。身体は出来ていないので、鹿島では身体づくりから始めなければいけない。2年はトップではほぼ出番がないと思う。ただ考えてサッカーをやれる選手なので、課題を一つ一つ克服してくれるのではないかという期待感はある。
履正社は中盤での守備が良かった。シーズン後半好調の履正社と不調の桐蔭との差が出てしまったのかな?という印象。
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11月09日(日)
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