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サッカー観戦日記
by T.K.
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■全国高校総体女子2回戦 湘南ー十文字 精華ー開志(8月3日分)
球技場に移動。前半は精華1−0開志。北信越は福井工大福井の1強体制が続いていた。福井は技術志向のいいサッカーをするのだが、1強体制の常として勝負弱く、守備も甘く、全国制覇の可能性を感じたことはなかった。しかし他地区の歴史を観てもライバルの台頭は地域全体のレベルを引き上げる。今回初めて開志が福井を破ったことで、福井としては屈辱感などを味わったかもしれないが、長期的に見れば、必ず福井自身のためになる。開志は1回戦で北海道文教大明清を破った。北海道文教大明清もかつての北海道1強から北海道大谷室蘭の台頭でライバルに恵まれた高校である。
高校総体女子2回戦
京都精華女子高校−開志学園JSC
駒沢第2球 ピッチ人工芝 晴れ 12時30分
精華 開志
−−−中松−−谷口−−− −−−−−堀江A−−−−
−−−−−−−−−−−− 長井A−−松本−−−斉藤
金塚A園田−−田畑@山下A−−−橋本−−伊藤A−−
木原@前澤−−前川@小路A行田A今野@−大友A守屋@
−−−−−高野−−−−− −−−−−濱田−−−−−
精華 監督:越智健一郎
GK 1 高野有希 3年 164・58
DF 16 小路葉都紀 2年 151・44
11 前川恵里佳 1年 163・53
6 前澤彩香 3年 156・47
14 木原杏 1年 165・50
MF 17 山下えりい 2年 165・56
13 田畑春菜 1年 156・51
10 園田瑞貴 3年 164・49
7 金塚咲恵 2年 158・50
FW 9 谷口木乃実 3年 165・56
8 中松瑞月 3年 155・46
開志 監督:鈴木聡
GK 1 濱田百華 3年 156・51
DF 15 守屋栞奈 1年 159・53
4 大友千夏 2年 157・53
2 今野瞳 1年 160・53
3 行田瑠衣 2年 165・53
MF 9 伊藤蒔 2年 157・59
5 橋本彩花 3年 155・49
7 斉藤万己 3年 155・50
8 松本ほたる 3年 147・42
13 長井真生 2年 153・46
FW 10 堀江美月 2年 172・69
長井真生は「マウイ」と読む。マウイ島で生まれたのか、両親がマウイ島で結婚式を挙げたのか?
開始すぐ、開志(ややこしい)が校風か、チームカラーか、とにかく真面目なチームということがわかる。暑い中、前線から必死に追いかけまわす。冬場だったらもっと強いのだろうな、と思わせる。しかし精華は高度な技術があるので、寄せられてもいなし、キープしたりかわしたり、パスを出したりと焦らずきっちりつなぐ。そしていつも言っていることだが、精華は技術志向にチームのありがちな。細かいサッカーだとか自分たちのサッカーに拘泥して自滅するようなチームではない。相手を寄せておいて一気にサイドを変えたり、ロングパスが出てくる。美学と心中するチームではないのだ。そして守備時も落ち着いて引いて守る。もちろん高校生なのだからバックラインにプレスがかかればリスクもあるが、恐れず繋ぎ、チャンスと見るやロングフィード。そのターゲットはH谷口で、中で張るのではなく、サイドに流れて受けて前を向き突破を図る。I園田は攻守に効いていて、レフティーのテクニシャンでキック力もある。F金塚のキープ力、タメてからのパスも見事。一方開志はとりあえずI堀江に当てようという意図が感じられる。ただロングフィードに精度がないので、足元のパスを入れて頑強な身体でキープしたいところ。
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08月04日(月)
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