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サッカー観戦日記
by T.K.
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■全国高校総体2回戦 常盤木ー作陽 日ノ本−順心
湯郷ベルの下部組織としてだけでなく、近年実績のある作陽。しかし常盤木相手には荷が重いと思っていた。常盤木はエース小林、CB市瀬の代表コンビを欠くとは言え、以前全国トップクラスでチャレンジリーグではしっかり中位につけている。白木という万能選手がいるだけに、相手の弱点を徹底的につく嫌な、嫌〜なサッカーを見せるかと思っていた。3分、常盤木、正面20mFK、F西川(主将)が狙い、GKの逆を突き右を襲うがわずかに外れる。決定機。8分、作陽中央での柔軟なパスワークから右の今田へ。クロスにニアに飛び込んだJ北方が決める。全てが良かったのだが、中央で柔軟にポジションを変えたパスワークがチームとしてよかった。そしてG今田の正確なクロス、そして決めたJ北方は駆け引きといい走り出すタイミングといい、決定力といいかなりの逸材だと思った。8分常盤木、F西川から左のL川浮ヨ、トラップ大きく外す。決定機。13分、作陽の放り込みを常盤木GK岡田パンチ、こぼれを北方ヘッドもバー。決定機。14分、常盤木I白木、ボランチの位置からドリブル開始、J杉原に当ててリターンを逆足の左足でクロス、中でカット。万能選手たる白木らしいプレー。体格からCFタイプを思わせるが、下がってのドリブルや正確な展開力、細かいパス、そして両足で正確なクロスを上げられる。世界でいえばスウェーデン代表でリヨンのエース、ロッタ・シェリーンにタイプが似ている。直後にも左に流れ、またも左足クロス。16分、常盤木J杉原スルーパス、I白木に当て力強いポストプレーから落としをJ杉原トラップミス。決定機。20分、作陽H森迫、無意味なロングは正面を突く。この時間帯、常盤木に押し込まれていたから、流れを呼び込みたかったのだろう。常盤木はショートパスをつなげると判断、細かいパスワークでリズムを作る。特に深い位置でI白木もJ杉原もM三橋も持てるから中盤が押し上げられ、距離感の短いパスにつながっている。更にA浅利もそうとう展開力やロングフィードに長けている。しかし両ストッパーはパスミスが多いので、イマイチ一方的な流れにはならない。21分、B藤野→D松久保明梨。はっきり言ってしびれを切らした交代だろう。E川浮ヘ攻撃に持ち味があり、ドリブルを多用するタイプだが、彼女へのパスを藤野は再三ミスしていた。F西川は大きな展開も細かい繋ぎもあり、レベルの高い選手。G佐々木はやや不安定。どちらかというと守備に持ち味のある選手かな?28分E川浮ゥらF西川切れ込むが、作陽A倉橋がカットし、そのままいいオーバーラップ、敵陣深くまで持ち込み右クロスはカットされる。29分、常盤木I白木が左を突破しファウルされる。このFKでF西川のキックにJ杉原がファーでヘッドもわずかに外れる。決定機。35分、常盤木、何本も細かいパスをつなぎ押し込んでF西川のスルーパスにE川武リれ込み右クロスはカット。結局前半は0−1で終了する。
作陽に強さには驚いたが、やはり常盤木が一枚上かと思った。ただシュート数は5(2)対3(2)と作陽もよく守っておりこのスコアは悪くない。J北方の才能は素晴らしい。そしてよく教え込まれている。
ちなみに最終スコアは2−2。土壇場で常盤木が追いつきPK戦となったが作陽が幸運をつかんだ。
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08月03日(日)
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