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サッカー観戦日記
by T.K.
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■日・中・韓 国際女子サッカー(U−18)大会 日本−韓国
韓国は体格に恵まれた選手が多い。また身体にキレもあり、反転の鋭さや強いキックもある。セットプレーなどでは細かいトリックプレーも見せる。一方でパスが不正確で日本の守備の網にかかり、バックラインはしばしばマークを見失う。「選抜」と銘打っているが、代表に準じるものなのか、それともかなり落ちるチームなのか。とにかくあまり強くないチームということはすぐわかった。局面では守備は激しいが、スペースが空くことを厭わないため、日本のパスに振り回される。3分、韓国Iジョン・ヨンファに警告。ラフ。日本はC乗松が力強いキックで正確なフィード、特に相手のスペースに入った味方へのグラウンダーでの鋭いパスが光る。D市瀬はクレバーなポジション取りからカバーに秀でキック力は並だが、確実な繋ぎ。竹村は積極的に上がり、左利きだと思うが両足で正確に蹴る。遠藤も攻撃型の選手。5分、日本、M三浦桃のスルーパスにS白木シュートGKに当てる。決定機。7分、S白木、豪快な突破も最後はファウル。8分、O小島は軽快なカットイン、2人ほど抜くが最後は奪われる。11分、G竹村か崩してR清家へ、これを決めて1−0。日本はQ水谷が右足セットプレー。G竹村が左足セットプレーを担当。13分、右CK、O水谷のキックがC乗松に合うが、ヘッドは上に外れる。決定機。韓国Gチェ・ヒチョンは特に大柄で力強いが、押し込まれて守備時には弱点となっている。左のRファン・ヘスはいいターンを何度か見せる。17分、日本G竹村がスルーパス、R清家に当てるがターンは防がれる。20分、日本、P三浦成が前線でカット、すぐにR清家にスルーパス、切れ込んで左上隅に決める。2−0。三浦成は開いたプレーが得意なウイングプレーヤーで、左サイドバックG竹村の前をふたすることもあるが、突破力は確か。M三浦桃が左足での組み立て、特にミドルパスが良い。インサイド二人のパス出しがいいので、日本が圧倒的にリズミカルな攻めを見せる。28分、韓国、前線に当ててAキム・ボラムがいつの間にか上がっていて、弱々しいシュート、ゴール上を襲う。難なく防げるかと思いきや、別に前に出ていたわけでもないのに。タイミングを合わせようとしたGK藤田のジャンプが届かず上を抜かれる。2−1。女子サッカーあるあるだが、代表のキーパーが真上を襲う緩いシュートを止められないのはまずい。34分、日本G竹村の左クロスをR清家ボレーで合わせ3−1。清家は早くもハットトリック。35分、日本S白木がマークが空いた隙を突きフリーで受けて決める。4−1。直後に韓国、Bコン・スルキ→Nイ・エジ。左サイドバックに入り、Mチェ・スゾンがCBに回る。マークをしばしば見失っていたし、懲罰交代というやつなのかも。結局前半は4−1で終了。40分ハーフ。
シュート数9(6)対2(1)クロス数6対1、ファウル数4対2。力の差は歴然としている。ただ日本はGK藤田のミスとCF白木のプレーの迷いでイマイチな感がある。白木は長身で力強くて技術もあり両足で蹴れてパスもあるという万能選手だが、選択肢がありすぎてシンプルにプレーできておらず、特にシュートの判断が遅い。常盤木がいいFWを輩出してきたが、それに比べると迫力不足を感じる。
ハーフタイムで日本S白木→㉓小林。C乗松→B羽座、I遠藤→A畑中。3人とも関西関連だから知っている選手。小林はスピード豊かで技術もある突破が魅力で得点力豊かな選手。羽座は力強い守備とビルドアップが見事。畑中はスペランツァではCBだが、クレバーで体が強く、バランス感覚に秀でているので、右サイドバックが適正ポジションだろうとずっと思っていた選手。更にO小島→L杉田。杉田は左ハーフに入り、三浦成が右に回る。韓国もGチェ・ヒチョン→Hコン・ダビン。日本の布陣は↓
日本
−−−小林−−清家−−−
−−−−−−−−−−−−
杉田三浦桃−水谷−三浦成
竹村−市瀬−−羽座−畑中
−−−−−藤田−−−−−
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07月08日(火)
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