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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校総体大阪予選男子決勝リーグ 金光−阪南大高 桐蔭ー大塚
前半のシュート数は0対5、CK数1対3、GK数3対3、オフサイド数1対1、クロス数2対3、ファウル数6対6。明らかに力では阪南大高が上だが、金光もよく抵抗している。なかなか興味深いゲーム。キックオフ時の猫だましフォーメーションは両者全国に行くためのとっておきの秘策だったっぽいが、狙いがお互いに外れ、空回りに終わった。

ハーフタイムで金光5番→9番。FW。阪南大高8番→20番。そのまま左ハーフ。35分ハーフの38分(後半3分)、阪南大高J西川のロングスローを20番左クロス、M奥平、狭いところをシュート、弱い。39分、阪南大高、ハーフ付近のFK、J西川が左足で入れてQ湯田が競り勝ち、右に落ちたところをM奥平がGKとDFを冷静にみてタイミングを外して流し込む。0−2。完全に崩していたとはいえ、M奥平の上手いシュートだった。直後にも金光バックパスに阪南大高I高橋が詰めてGKのキックをブロック、こぼれを金光何とかクリア、。42分、金光12番→18番。右サイドに入り、金光、3−5−2に布陣変更。金光は長年観ているが、ずっと4−4−2だった。昔は中盤がダイヤモンド型だったのが、今はフラットに変わっただけだ。しかしこの3バックも秘策だろう。↓の布陣。

金光           
−−ヌキナ−−−九番−−
−−−−−新家−−−−− 
荒田−山田−−眞口−十八 
−−宮谷−羽田−中原−− 
−−−−−小林−−−−− 

この時間帯、金光G荒田の運動量とスピードが目を引くようになっていく。更に金光はいつの間にか11番イン。たぶんRヌキナと交代。48分、金光11番に警告。ラフ。焦りが伝わってくるファウルだ。金光G荒田が左を高速突破、クロスにファーで9番ボレーも外れる。決定機。52分にもG荒田が高速突破から9番シュートも弱い。阪南大高もM奥平のパスを受けたH田中が左で切り返し2発で完全にマーカーを外して左クロス、ゆるくファーでクリアされる。65分、金光G荒田が左からスピードでちぎってシュートもセーブされる。68分、金光11番、右クロスがファーに届くがトラップミス。71分、金光11番快速で右を突破するもCKに逃げられる。結局0−2で終了。

後半のシュート数は5(4)対5(3)と互角。金光は後半は守備を引き締めたC羽田が素晴らしかった。G荒田もスペースがない中、強引にスピードを活かした突破が光った。阪南大高はセットプレー2発の得点だが、総じてゲームをコントロールしていた。M奥平は全国レベルのタレントで突破やそこから繰り出すパスはなかなか止められないだろう。I高橋もタレント。組織的なプレスから素早く攻め切るスタイルとのマッチングもぴったりだし、組織の中で自分の個性を生かす術も持っている。そして鉄壁のCB陣。今年のチームは昨年以上の力があるように見える。


第2試合は昨年の関西プリンス優勝の大阪桐蔭の登場である。今年はやや苦戦しているがシュート数では全試合相手を上回っており、圧倒している試合も3試合ある。全国でもトップクラスの力を持っているのは間違いない。大塚は昨年の部員数が120人と大所帯でサッカー部の活動が活発なのは明らか。監督の三宅先生は大阪国体選抜監督経験者で有力な指導者。府リーグ2部ではC大阪Bに大勝している。


高校総体大阪予選男子決勝リーグ 
大阪桐蔭高校−大塚高校
堺S1 6月1日 13時 ピッチ良芝 晴れ(猛暑)


大阪桐蔭         大塚
−−−立花−−奥田−−− −−−池田−−竹原−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
神田−坂之上−久保和伊藤?石村成−藤江−川崎−海堀
小川−新上?上加−久保貴 奥野−ゴウ−石村カ−二川
−−−−−石原−−−−− −−−−−高山−−−−−


大阪桐蔭 監督:永野悦次郎
GK  1 石原亮太  168/65 3年 ヴィッセル神戸伊丹U−15
DF  2 小川仁太  170/65 3年 京都サンガFC U−15
   13 新上竜生  
    3 上加世田航也175/66 3年 セレッソ大阪U−15
    6 久保田貴大 165/61 3年 FC豊橋デューミラン

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06月01日(日)
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