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サッカー観戦日記
by T.K.
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■プリンス 大阪桐蔭−京都橘
桐蔭・瀧田が上背はないが守備センスに恵まれ、当たり負けもしない。久保田はギャップで受けてスルスルっと持ち上がるのが上手く、非常にセンスを感じる。たぶん桐蔭の中では一番センスがある。田中がポスト役となり、意外にパワフルな木下を活かす。対する橘はGK永井と10番小屋松はプロ注目の逸材。中野はレフティーのテクニシャン。ハウザーも身体能力だけでなく技術的に洗練されている。
さてゲームは6分、橘が右に展開、J中野が思い切った右足ミドル、GKはじいたところをH中山が突っ込んで蹴り込む。0−1。7分、桐蔭、右クロスにH田中が高いヘッドも当たっただけ。11分、桐蔭、ワンツーでI木下が右を破りかけるがタッチが大きい。この時間帯から桐蔭が回し始める。悪いときの桐蔭の癖の後方でのパス回しではなく、FWにもどんどん入る有効なパス回しである。運動量も豊富。16分、I木下が落として22神田がミドルも上に外れる。21分、桐蔭H田中が決定的な左シュート、しかし橘GK永井が左足でセーブ。27分、桐蔭、左FK。M佐野が蹴るが、GK永井難なくキャッチ。どうってことのないボールに見えるが、永井が安定していてハイボールへの対処が完璧なので、過小評価してしまうのかもしれない。28分、橘、I小屋松がシュートもGKセーブ。決定機。橘はプログラムに記載すらない清水が快速で思い切った寄せもあって、なかなかの逸材。まさか1年生?32分、橘22神田ミドルも上に外れる。桐蔭が攻め続けるが、橘も運動量とバックラインの能力、そして永井の指示で耐え続ける。そして40分、橘S藤村が右寄りからシュート、これがパスの形になってH中山が蹴り込む。0−2。これは桐蔭にとっては痛すぎる失点だと思った。なぜなら後半のペースダウンは確実だからだ。疲れた桐蔭DF陣が橘の快速・小屋松と判断のいい宮吉の強力2トップを封じるのは難しい。結局前半は0−2で終了。
手元集計で前半のシュート数は5(2)対5(4)、CK数0対0、GK数1対5、クロス数5対3、ファウル数3対3。ファウルがやや少ないが、両者パスを回せて、しかも守備時の運動量が足りないだけで、無気力ゲームとかではない。
後半開始。48分、桐蔭J綱島がターンで橘D山村を鋭くかわし、シュートが左上を襲うがGK永井スーパーセーブ。52分、橘I小屋松の高速カウンター、右のJ中野へ、フリーでのシュートだったがGKセーブ。しかもオフサイド。53分、橘J中野が抜け出すもタッチが大きくGKクリア。61分、桐蔭I木下→24奥田、F吉見→C川口。63分、桐蔭、左シュート、GK永井、またも足でセーブ。69分、橘J中野が右突破、左から入ってくるI小屋松に出すがシュートは上に外れる。決定機。給水タイムを挟む。この時間帯から桐蔭の足が止まり、橘が守ってカウンターの形が増えてくる。63分、橘カウンター、F宮吉が突っ込み左のH中山へ、クロスをI小屋松スライディングシュート、決まって0−3。直後に桐蔭も左シュート、右ポストをたたく。75分桐蔭H田中の左シュートは上に外れる。76分、橘、右FKを二アでH中山がそらしCハウザーが競り合うも桐蔭が必死に体を入れて防ぐ。77分、桐蔭、P久保田→28岩城。80分、桐蔭、裏へのパスに橘GK永井素晴らしい飛び出しで蹴り出す。81分、橘カウンター、F宮吉から左のI小屋松へ、決定機だったがDFカット。83分、桐蔭K石原→21上田。GK。この時間帯のGK交代は桐蔭ベンチがもはやこれまで、と思ったのだろう。そして直後に桐蔭DFの横パスをI小屋松がカットし持ち込み1対1を難なく決めて0−4。87分、H田中→N竜田。橘、S藤村→G小出。89分、橘カウンター、I小屋松はペナ内に進入しヒールで落とし、真後ろにいたJ中野が左足で決める。0−5。92分には桐蔭が左から中に入ってシュートもGK永井が超反応で防ぐ。決定機。結局0−5で橘が完勝した。
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09月23日(月)
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