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サッカー観戦日記
by T.K.
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■なでしこリーグカップ 高槻−浦和
立ち上がりから浦和が支配。しかし高槻も守備がいいので跳ね返す。特にCBコンビの高さや寄せの上手さには惚れ惚れする。ただ両サイドハーフが戦術は理解しているもののミスを連発し、攻撃にならない。ネットが快速を活かせるシーンがない。14分、浦和H安田が右から切れ込み角度のないシュート、GKセーブ。決定機。さらに右CKをF藤田が蹴るが、うえに外れる。直後にはJ後藤が左に流れて高槻A奥田のタックルをかわしドフリーで左クロスのファーから入ってきたH安田が左足シュート、右に外れる。決定機。浦和は高槻のボランチにF藤田とQ柴田がどんどんプレッシャーをかけてロングボールを蹴らせ、高槻の快速2トップの持ち味を殺す。34分、浦和カウンターからJ後藤ループ、GKキャッチ。ちなみに高槻はCKをゾーンで守る。43分、高槻I浜田が左で起点になりOネットに預けE平野に落とし左スペースを駆け上がったI浜田が左足シュートはサイドネット。決定機。結局前半はスコアレス。

前半シュート数1対7(2)、GK数6対1、クロス数2対3。ブロックを作って耐えた高槻だが、このままじゃあ苦しい。

後半に入り49分、浦和F藤田の左CKをネットがクリア、しかし浦和E堂園が拾い、浮き球で入れてB高畑が裏に抜け出し、出てきたGKの上を抜く。0−1。51分、高槻I浜田が左から切れ込み裏に走りこんだE平野にスルーパスもオフサイド。E平野は高いし強いし戦術眼もいいし、いい選手。57分、高槻Oネットが左スペースに抜けてシュートも正面。決定機。59分、浦和、H安田の右クロスにGKパンチミスをF藤田シュートもライン上でA奥田ブロック。超決定機。63分、高槻F浅野→D松田、M丸山→28巴月。松田がLB、壷井がLH、巴月ボランチ、浜田FW、ネットRH。↓の布陣。

−−−浜田−−巴月−−−
壷井−−−−−−−ネット 
−−−平野−−虎尾−−− 
松田−畑中−−奥田−佐藤 
−−−−−大野−−−−− 

69分、高槻Oネットに警告。カウンターを受け、後方から追いつきラフチャージ。69分、浦和S加藤→I吉良。73分、高槻E平野→31ジョッピー。虎尾が右、巴月ボランチ、ネットFW。75分、高槻31ジョッピーが右に展開、ネットが快速を飛ばし突破しグラウンダークロスにファーで壷井がドフリーシュートも左ポスト直撃。超決定機。巴月が守備の責任をジョッピーに押し付けて高いポジションを取っているように見えるが、ジョッピーは小柄なのでパワー負けして奪えず、1ボランチできるタイプじゃないし、攻撃に特徴のある選手に見える。加えて浦和は攻撃的MFが二人なので、数的不利に追い込まれる。柴田はドリブルのキレがイマイチだが、技術はさすがだ。藤田は安定したパス捌き。79分、浦和B高畑→C斉藤。左SB。観客が805人と発表。85分、高槻28巴月から右CK。これを31ジョッピーに戻し入れてI浜田が落とし28巴月ミドルループも上に外れる。87分、高槻Oネット快速ドリブル、GKをかわすがタッチ大きい。89分、高槻28巴月→L島村。チーム戦術理解がイマイチだからしょうがない。巴月は右サイドがいいと思うが、浅野はミスが多いものの戦術理解では上だから難しい。交代出場だが、もっと早く代えられて当然だった。93分、浦和H安田→M泊。結局0−1で終了。

若い浦和の完敗を喫したことを思えば、高槻は守備に徹するべきだと思った。私が監督ならバックラインを右から畑中・奥田・平野・浜田という高さも守備力も戦術眼も技術もある4人に任せてガチガチに守り、ネットと丸山のカウンターに賭け、残留だけを狙った長守備的なサッカーをする。本並さんは理想家だから、こんな割り切りしないと思うが。いずれにせよ現状は厳しい。

公式記録

07月12日(金)
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