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サッカー観戦日記
by T.K.
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■なでしこリーグ 高槻−日テレ
このゲームの前に一昨年の五輪アジア予選、日本−タイを観たが、スペランツァに加入する2選手は出てないみたいだった。名前の登録が違うかもしれないが、AFCのサイトでも確認できない。中継では今は左遷された野地アナがピッチレポーターで、試合が始まってからタイの選手が紹介されるまで20分もかかる酷いものだった。タイはそこそこ強かったとはいえ、代表レギュラーでないのなら、高槻で活躍できるのか不安だった。インターネット上の情報ではネットはスピード豊かだがシュートが枠に飛ばないというものもあった。しかし開始すぐ、別格の身体能力の高さが分かった。まずスピードが別次元だ。岩清水も須藤も勝負にならない。特に対峙することの多かった須藤は大苦戦。当たりも強い。陸上選手だったらしい。テクニックもまずまずで突破力がある。後は簡単にボールをはたいて味方を上手く使って楽な体制で前を向けるかどうかだ。高槻はバックラインを押し上げてプレスを掛けて2トップの突破力を活かす戦術だ。またつなぎも良く、ボランチのキープからRB畑中がいい上がりを見せていた。この畑中は一昨年ののU−15代表で観たときはCBで土光とコンビを組んでいて、当時「ポジショニングが正確」と評している。上背がないのでクレバーさを活かせるSB転向は正解だろう。仕掛けもいい。15分、高槻・ネットがタテ突破から右シュートもサイドネット。H虎尾はインターセプトが多い。大車輪の活躍。左サイドバックのG佐藤はあまり上がらず。C秋葉はレフティー。A奥田は安定した守備力とフィード力が素晴らしい。M丸山も回復したみたいで突破を見せる。ベレーザは攻撃が得意のSBが引かざるを得ず原も攻守に絡めず、ポジションチェンジも有効でない。H田中のドリブルが効いていたくらいで、木龍もスピードに乗れない。18分、ベレーザ、右斜め後方からF木龍にパスが通りGKと1対1になりかけるがオフサイド。直後にベレーザのバックラインからM丸山がカット、仕掛けるがシュートはDFブロック。20分、日テレ・H田中へのスルーパスに29畑中が鋭い読みでスライディングでカット。24分、日テレC須藤が左足で絶妙なフィード、F木龍が抜けて左足でループも右に外れる。決定機。30分、高槻、右CKを虎尾が右足で入れてG佐藤ヘッドもGK押さえる。31分、高槻、タテ一本にOネットが猛スピードで突っ込むが、GK飛び出してタッチに逃げる。32分、高槻、B壷井が右クロスにOネットが猛スピードで突っ込むが届かず。日テレもE有吉が久しぶりに上がり左クロス、F木龍飛び込むが届かず。直前の高槻のプレートそっくりなシーン。42分、ネット、右を突破してクロス、M丸山がニアに飛び込み逸らすシュートもGK正面。決定機。45分、高槻・C秋葉のフィードがM丸山を経由してOネットへ、しかしカット。結局前半は高槻ペースのまま0−0で終了。
ハーフタイムで日テレI原→M中里。原は攻守に精彩を欠いていたし、機能もしていなかったので、この交代は止むを得ない。高槻のルーキー・畑中が攻守に目立っていたくらいだから。
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03月31日(日)
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