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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校女子選手権関西大会準々決勝(全試合観戦記)
0分、桐蔭6番右FKを10番が決める。0−1。10番が10番が少ないタッチでセンスあるプレーをする。8番、和北、中盤でカット、8番から右スペースに飛び出した11番がGKの位置を見て強烈ロングを右上隅に決める。1−1。和北はフラットな3ラインを敷き、ゴール前で常に数的優位を作り、1対1の守備も良く練習しているようで、弱いけど無抵抗に抜かれるということはなく、2人目が良くカバー。カウンターの形も持っていて、桐蔭ゴール前に良く運ぶ。10番はなかなかの好タレント。簡単なパスをつなぐ技術もあるので、簡単に奪われて攻められっぱなしということもない。監督の指導力の高さを感じる。一方でサッカー経験が少なそうな選手が多く、限界も感じる。カテゴリーは違うが、山形大女子サッカー部に似ている。3番の守備はまずまず。一方桐蔭はなめて入った感がある。23分、4番→23番。5番がLB、23番がRB。和北11番は自陣で危険なスペースを突っ込んで守る等、サッカーセンス抜群。30分、イライラしていたであろう桐蔭ベンチが怒鳴り始める。5分間怒鳴りっぱなしである。34分、桐蔭9番の左クロスに10番ワントラップで切り返し左足シュート、1−2。34分、桐蔭8番ミドル、右上に決まる。桐蔭ベンチ「5秒で奪え」。ガンガン前から行き。和北は動揺したかのようにプレーが消極的に。37分、右パスを10番がとめて右隅に決める。1−4。前半終了。
残りわずかで大量失点なんて精神的に脆すぎる。苦戦から建て直してこてこそのサッカーではないか。山形大は粘りがあったが、高校生と大学生の精神力の違いか。
後半開始。桐蔭ベンチはおとなしく戻っている。37分、桐蔭左パスに10番左足シュート、決まって1−5。39分、10番、左で受けて中に切れ込み決める。1−6。桐蔭15番→9番。11番の突破力は見事。和北がゾーンが崩れてきた。つまり攻撃に行きたい前線と、守備的に行きたい守備陣との間で意識のズレが出てきて、ブロックが空き、守備で数的優位を作れなくなってきた。鍛えられているとはいえ、1対1で守れるほどの守備能力はない。ラインを上げるだけの組織力もない。個人能力勝負となれば桐蔭である。43分、左クロスに大外の11番がコントロール、遅れ気味に飛び込むDFをかわし決める。1−7。45分、23番の右クロスを大外で9番ボレー。1−8。7番→16番。47分、左クロスに10番中フリーで決める。1−9。10番は恐ろしく冷静で周りが見えている選手。53分、ラインの裏を取って11番が決める。1−10。60分、右CKを誰かが決める。1−11。26分、5番→14番。63分、右CKに8番ヘッド。1−12。69分、6番の左CKが直接ゴールイン?1−13。70分、11番ループ。1−14。結局桐蔭が大勝。結局和北は切れてしまった。前半34分以降の落胆と集中力の欠如が無ければ、と思うが、これは和歌山の中学生年代の育成の課題だろう。チームとしてはめいいっぱい戦ったとおもいますよ。
第三試合だが、空が暗いため、キックオフ時間が早まった。予定の13時10分にスタンド入りしたときには既に5分以上経過して日ノ本が3点取っていた。夏の高校総体日ノ本は勝利が固い。したがって登美が丘がいかに健闘するかが鍵だったが、どうも経験者が少なそうで(近畿大会プログラムによると4人だけ)、しかも和歌山北のようなしっかりした指導も行なわれていないようだ。引いて守るだけで、しかも数多くあったキックオフ時には2トップ以外は20m後方にいてボールに関わる意思すら見せず、2トップが敵陣深く蹴り込むだけ。引いて守る守備もボール保持者に激しく寄せることもなく、担当ゾーンにたたずんでいるだけ、という感じである。これでは守れるものでもない。
高校女子選手権
日ノ本−登美が丘
13時10分 希望が丘陸 ピッチ並 雨
日ノ本 登美が丘
−−−十四−−十二−−− −−−十四−−九番−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
八番−六番−−二一−十一 十一−十番−−七番−五番
十八−二番−−二四−十七 二番−六番−−八番−三番
−−−−−二十−−−−− −−−−−一番−−−−−
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10月28日(日)
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