ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4380974hit]

■高校選手権滋賀準決勝 野洲−水口 守山北−守山
立ち上がりから野洲が攻め込み、水口が守る。そしてシンプルな速攻を狙う。3分、野洲ゴール前で水口が左足ミドル、当たり損ねだが、タイミングを外されたか、野洲GK@細川が反応できず、転がって右ポスト直撃。直後にも野洲GK@細川がペナ外に出て処理しようとするが、ミスして奪われかける。8分にも水口F奥川が浮き球を右から右足ミドルボレー、左隅に飛ぶがセーブ。決定機。徐々に野洲に流れが来て、SBもどんどんドリブルを仕掛ける。水口はSBが対応、野洲FWには中盤が下がって対応し、全体に引き気味になる。18分、野洲、右から細かく崩し、J山口が切り返し左足シュート、決めて1−0野洲初シュート。29分、野洲B平山に注意。野洲GK@細川はGKとしては小柄だが、身体能力が高く、なかなか野性味がある。32分、水口のバックパスが野洲I望月へ、水口がラインを上げたタイミングギリギリで絶妙浮き球スルーパス、G高野がボレーで水口GKの上を抜く。2−0。33分、水口、左シュートをまたしても野洲GK@細川が横っ飛びで触って防ぐ。決定機。37分、野洲、左パスを25玉置、中で止めてシュートも正面。結局前半は2−0で終了。

前半のシュート数は3(3)対5(3)、CK数1対2、GK数0対2、オフサイド数5対3、クロス数1対3、ファウル数3対6。

野洲は攻め込みながらもシュートに行けず。しかし3本のシュートが3本とも枠に飛び、うち2本が決まるなど、相変わらずの決定力。水口もカウンターからF奥川が素晴らしいドリブルで脅かすなど、形は作っていた。決定機3回と互角でゲームプラン通りだったろうが、フィニッシュの精度に差があった。

後半、時間不明、水口・L安井→H松田康。レフェリーが野洲ベンチに注意。後半もや巣が攻め込み、徐々に水口にファウルがかさむ。しかしシュートが少ないのは相変わらず。18分、野洲25玉置→H加藤臣哉。26分、水口J中嶋→R岡田真之介。野洲Q中村が足を攣った。
すぐに中村→C水野隼人。野洲は実質2バックなので、カウンターを受けた際負担が大きい。28分、水口C堀内→Q山下史弥。野洲は今度はD飯田が足を攣り、K河北拓馬へ交代。水野・河北は夏まではレギュラーだったから能力的には遜色ない。水口は前がかりになる。しかし裏をついて、35分、野洲、左クロスをH加藤が受けてターン、右に決めて3−0。野洲は後半初シュート。39分にも野洲H加藤が裏をとって、チャンスを迎えるがブロックされる。41分、カウンターから裏を取ったF布施が右クロス、H加藤がスライディングシュート、決まって4−0。後半2本目のシュート。結局4−0で終了。

後半のシュート数2(2)対1、CK数1対1、GK数2対2、クロス数5対4、ファウル数1対5。野洲は押し込むもののシュートには持ち込めず、しかし相手にシュートも撃たせないチームになっている。前後半で撃ったシュートはわずか5本。しかし4点決める決定力は見事。前線が詰まると平山や望月に戻して組み立てなおす。平山はボールの持ち方が上手いし、望月は必殺のスルーパスがあるが、水口はFW2枚や玉置、さらにはSBのケアをしなければいけないから望月へのマークは薄くなる。つまり野洲の攻撃を完封するのは難しい。一方で守備のバランスもよくなっている。とはいえ、全国レベルで厳しい監事も変わらない。来年に焦点を絞っている印象だ。今年の野洲が全国でベスト8に入るようなことがあれば、大センセーションを起こすだろう。しかし理想へのこだわりなのか、来年への布石なのか、とにかく今年結果を出せるチームには見えない。ただ全国まであと1勝まで苦戦することなく来たことで、夏からの進化が見て取れた。春先から現実寄りにシフトしているのは確かだ。

第2試合は守山勢同士の対戦。守山は多くの3年生が引退している。松田先生(現・びわこ成蹊スポーツ大学)が守山北の転任してからから力を落としたものの、市が県内では野洲や草津東あたりに次ぐ第2集団にはつけている。とはいえ、守山北のほうが一枚上であろう。


高校選手権滋賀大会準決勝   
守山北高校−守山高校
14時 皇子山陸  ピッチ良 晴れ


守山北          守山

[5]続きを読む

11月12日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る