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サッカー観戦日記
by T.K.
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■Jユースカップ決勝 東京−横浜FM
4分、横浜FM、右から崩し、松本へスルーパス、1対1でシュート、こぼれを星雄が蹴り込む。0−1。東京も岩木の右FKがファーに流れ、フリーでのハーフボレーが右に外れる。決定機。横浜FMは丁寧に崩し、アタッキングサードでは細かい崩しを見せる。トップで実績を残した小野は確実なキープと積極的な仕掛け、更に当たりを恐れない姿勢で脅威となる。松本がスピードとテクニックを兼ね備え、サイドで積極的に仕掛ける。星広はキレが素晴らしい。熊谷はパスセンスに優れ、長短様々なパスを通す。星雄は攻撃的なサイドバックで、松本とよく絡む。対する東京は組織的なプレスから速いカウンターを狙う。しかしこの時間帯はプレスがかからず、このまま横浜FMにゲームを上手い事進められそうな気配がプンプンしていた。16分、横浜FM、星広、トラップでキレあるターン、シュート。19分、東京、ロングボールを落とし、前岡が右から左に流れシュート、左に外れる。23分、東京、またもGK三浦からのキックが裏に走る秋岡に通るが、横浜FMのDFがサッとサンドし奪う。25分、横浜FM、中で崩し、渡辺ミドルを狙うもブロック。27分、東京・武藤が左を突破、クロスを前岡が飛び込むが、手前で横浜FMのGK鈴木がナイスキャッチ。いつの間にか東京ペースになっている。三浦がロングキックはよく伸びるし正確だ。前線からのプレスもバランスが取れて、横浜FMの自由を奪っている。そして30分、東京サイドチェンジ、前岡が右から突っ込み、シュートはブロックされるが、江口が押し込む。1−1。武藤は左利きのクロッサーで、パスも出せて、脅威となる。序盤は横浜FM・松本が押し込み、守備に終われていたが、東京ペースになると、武藤の攻撃面の才能が光ってくる。33分には東京カウンター、村松が左クロス、GK鈴木抑える。直後に横浜FM、右スペースにロングボール、そのまま出るかと思ったが、松本が素晴らしいスピードと頑張りで追いつき、DFに当たって右CKゲット。これは逸機。35分、横浜FM・渡辺に警告。ラフ。37分、東京・秋岡が中から左に流れ、左足ループを狙うが上に外れる。いい形。40分、東京がフォアチェックでカット、武藤から秋岡へ、GKと1対1も上に外れる。超決定機。結局前半は1−1で終了。

シュート数6対3、CK数1対2、GK数3対4、クロス数5対4、ファウル数3対7。横浜FMがボールを支配していたが、ペースを握っていたのは東京だった。私の癖として、前線からプレスをかけてハーフカウンターを狙うチームはファウル数をよくよく見る。ファウル数が多いほうがプレスはたいていよくかかっている。しかし東京はファウルをせずにボールを奪う術を持っている。また横浜FMは綺麗に崩そうという意識が強すぎて、フィニッシュへの意識が薄すぎる。ハーフタイムでの修正しだいで再びペースを掴むだけの力はあると思うのだが。


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12月26日(日)
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