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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権大阪準決勝 関大一−大阪朝高 阪南大高−金光(観戦記アップ)
立ち上がりからロングボールが多い展開である。関大一は井村、朝高は康竜輔の高さを生かしたハイボールを入れてくる。また朝高はハーフ付近も含め全てのFKを梁真士がゴール前に上げてくる。13分、関大一・天野の左シュート、右に外れる。関大一はCB水田(すいた、と読む)が高さ自慢で、康竜輔と空中戦を繰り広げる。19分、関大一・井村が中から右の和田へ、クロスはクリア。しかしここで身体能力が高い井村がロングスロー。関大一は敵陣深くのスローインはほとんど井村が入れてくる。20分、朝高、左FK、梁真士が良い位置に上げるが、GK樫根が良いタイミングで飛び出しパンチ。樫根は出る判断が素晴らしい。22分、関大一、ロングボール、朝高・梁真士が処理を誤り、中に落としてしまう。これを濱野がダイレクトで狙うが、左に外れる。決定機。31分、関大一、右CKを小畑が左足で入れて跳ね返したところを再び小畑が切れ込みファウルゲット。これを梅鉢が味方に合わそうとするがならず。34分、朝高が裏へのボールに朴秀祥突っ込むが水田が好カバー。左CKに逃げる。これを金泰基が蹴り、李豊海ヘッド、バーを叩く。35分、朝高・梁真士がハーフ手前の左FKをゴール前にいれ、樫根がパンチするも、朴秀祥ボレー、左に外れる。38分、関大一バックパス、樫根がトラップに手間取り、朴利基突っ込む。1対1も樫根はじく。決定機。39分、朝高・梁真士がシュート、可能性はなかったがゴール手前で金泰基が突っ込むところ、撫養が好カバー、しかし金泰基がそのままぶつかり警告。ロス2分、朝高、左70度30mFK、梁真士が入れて中にこぼれるも関大一クリア。結局前半は0−0。
前半はシュート数3対4、CK数1対1、GK数4対4、クロス数2対1、ファウル数8対12。トピックを書き出すと、朝高が押しているように見えるが、実感としてはほぼ互角。ゴール前のボールの処理ひとつで勝敗が分かれる展開だ。「チーム力が互角なら、両チームあわせて一番上手い選手がいるチームが勝つ」という格言を思い出した。しかしこの試合で梅鉢はあまり目立っていない。クラスの違いを見せられていないのだ。そういうわけで展開はまったく読めない。
後半3分、朝高、左クロスをファーで折り返し、朴利基が反転シュート、GK樫根キャッチ。決定機。朝高ベンチ、日本語で指示「(相手)11番が高い位置に出ている」ちなみに東大阪朝鮮中は朝鮮語で指示を出している。ということで後半の関大一の布陣↓
小畑−−−井村−−−濱野
−−梅鉢−−−−和田A−
−−−−−天野@−−−−
眞部@水田−−今井A撫養
−−−−−樫根−−−−−
5分、朝高、ロング、GK樫根はじく。更にロングボールに康竜輔を走らせるが、水田が先に触る。どうやら康竜輔はスタミナ配分を考えていない。飛ばして行けるところまで行く。バテるまでハイボール・ロングボールを競らせる狙いらしい。関大一・天野は忠実に守備の局面に顔を出す。こういうところが1年生で起用される理由だろう。14分、関大一・小畑→浅井。なかなかスキルフルな突破をいきなり見せる。19分、関大一カウンター、井村が左サイドから次々突破、ペナ内に進入し、李相煕をかわしたところで倒され、PK。李相煕には警告が出る。このPKを梅鉢がGKの逆を突き左に決める。1−0。19分、朝高・康竜輔→康翔貴。23分、関大一、左60度35mFK、梅鉢が正確なキックを見せて水田に合わせるが、左に外れる。この時間帯、両者シャツを引っ張り合うファウルが多い。レフェリーが見逃すことが多いことを見抜いて、甘く見ている。28分、朝高、右70度28mFK、梁真士が蹴り、ゴール前で競り合い、GK樫根痛む。32分、朝高・朴利基の突破を梅鉢が引っ張りFK。梁真士がファーの夫慶秀に合わせヘッド、上に外れる。33分、朝高・康貴裕→尹聖。36分、朝高・夫慶秀がロング。スペースあったし良い判断。この時間帯、夫慶秀をボランチに上げてスクランブル。40分、朝高・李豊海に警告。オフェンスで相手GK樫根に激突した。ロスタイム3分も経過し、関大一が1−0で逃げ切った。
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11月07日(日)
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