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サッカー観戦日記
by T.K.
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■なでしこリーグ入れ替え戦第1戦 高槻−伊賀(観戦記アップ)
0分、高槻、中岡から裏の島村へパス、ブロック、左CKに。高槻・平野はポジショニングや寄せの判断が甘く、寄せ切れなかったり、飛び込んでかわされたり、と狙われていた。9分、高槻、右クロスを中岡シュート、外れる。18分、高槻、右FKを中岡が狙うが右に外れる。シュートがなかったので、いい判断。20分、高槻・相澤が右クロス、大外で虎尾が戻すが逸機。27分、伊賀、カウンターから3対3、右の藤本に出し、無謀にも見えるロングシュート、しかし右上に飛んだ何でもないボールに対し、高槻GK上野が届かない。決まって0−1。昔の大人用ゴールを使っていた頃の少年サッカーみたいだ。バニーズ戦ではGK鈴木が何でもない正面上のシュートに手が届かず、決まって負けたゲームがあった。GKが上を襲ったボールに無力なんて全国リーグのGKとは信じられないが、現実だ。34分、高槻サイドチェンジ、柏原が右パス、相澤シュートもブロック。40分、伊賀、左CK、ファーで佐藤がこぼれをシュート、右に外れる。決定機。前半は0−1で終了。
シュート数2対4、GK数3対6、クロス数3対2、ファウル数6対5。互角だったと思う。個々の能力では伊賀が上だったが、連携で上回った。

後半、伊賀が佐藤がセンターサークルに入り、キックオフシュート、ワンバウンドでまたしてもGK上を襲い場内どよめくが、辛うじて前にはじく。7分、高槻・杉→井上。12分、島村→重本。伊賀・阪口→園村。17分、高槻が左で2人の間を突破、クロスはGKキャッチ。22分、高槻・田村→浅野。24分、高槻・柏原が小林に抜かれ、平野のカバーが遅くシュートを許し、ニアに飛ぶが、GKセーブ。続く左CKは堤がニアでヘッド、上に外れる。26分、高槻・奥田から井上を経由し虎尾シュートもあまり可能性がなかった。30分、伊賀・吉田→庄子。32分、伊賀・松長が高槻バックラインのミスをカットし園村へ、突破から正面左足シュート、決まって0−2。良いシュートだったが、GKの反応も鈍かった。33分、高槻・右クロスに虎尾ファーでフリー、シュートは右に外れる。決定機。34分、伊賀、左FKがワンバウンド、藤本突っ込む。GKの上を襲うボールを防ぐ。36分、伊賀・藤本→関根。38分、伊賀・坂本がミドル、またも上を襲いバーを叩く。これもGKにまったく高さがない。伊賀ゴールキックの遅延で小林舞子に警告。44分、高槻左FK、中で相澤ヘッドが右を襲うもGK小林舞子横っ飛びセーブ、こぼれ球を奥田が蹴り込み1−2。ロスタイムに高槻・虎尾の左クロスもGKキャッチ。緩いボールだったし可能性はなかった。結局1−2でタイムアップ。

後半のシュート数5対8、GK数5対6、クロス数6対3、ファウル数1対7。フィールドプレーヤーは互角だったと思う。しかしGKの差を感じた。

GKの能力の原点はシュートを防ぐことにあると思う。ハイボールの処理とか足技とかコーチングなどは後からついてくるものだと思う。GKプロジェクトなどJFAも考えてはいるが、GKほど素質が問われるポジションはない。高校生や大学生にも素晴らしい反応を見せる素材はいる。ただ彼女達が大人になってもサッカーを続ける環境が今の日本にはない。なにも高槻だけがGKの問題を抱えているわけではないのだ。しかし上を狙われれば無力なGKが全国リーグにいる現状には落胆せざるを得なかった。

結局第2戦でも高槻は敗れて、伊賀のなでしこリーグ残留および高槻のチャレンジリーグ残留が決まった。今期高槻は3試合しか見ていないのに、この試合まで2敗をいずれも観てしまうとは残念だ。

公式記録

11月03日(水)
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