ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■クラセン15関西予選 G大阪−千里丘 高校女子選手権関西予選準決勝 日ノ本−大阪桐蔭
内容から言って順当な勝利だった。千里丘は技術・戦術・フィジカル・試合運び・ハートと各要素に優れていた。川井のワンマンチームでもない。各ポジションに関トレがいるし、安定感十分。吉澤先生は以前よりは丸くなられたのか、コーチングはほどほどになっていた。G大阪では井手口君に注目していた。昨年は1年生ながら全国大会でスタメンを飾った。ただ同じように1年から出ていた先輩宇佐美のように個人プレーに突出したタイプではなく、まわりと巧みに絡むのが持ち味だけに、チームの中に埋没してしまった。今年のG大阪は例年ほどの力はなさそうだ。



日ノ本学園は関西屈指、というより最強、全国でも上位常連の強豪校である。高校女子選手権は3年連続ベスト8以上。もともと兵庫は啓明が女子を強化していたが、近年強化を止めてしまった。兵庫2強が関西でも図抜けていたので、啓明の弱体化で日ノ本は関西では敵なしとなった。ところがここ数年大阪の私学が強化に乗り出した。その1番手が大阪桐蔭である。3年前の高校女子選手権に初出場、一昨年、昨年は予選敗退しているが、2月の大阪新人戦で観ていて、力をつけていることは知っている。日ノ本を破るとしたら桐蔭だろうと思っていた。準決勝でその対決が実現する。事実上の決勝だと思う。ちなみに選手名はまったく分からないので、観戦記は背番号のみ記載となる。全国大会にいってプログラムを入手すれば名前を確認できるだろう。

高校女子選手権関西大会予選準決勝
日ノ本学園高校−大阪桐蔭高校
13時 堺NTC 晴れ ピッチ人工芝

日ノ本          桐蔭
−−−−−十番−−−−− −−−二二−−四番−−−
−−−十一−−九番−−− −−−−−−−−−−−−
六番−二一−−五番−十八 九番−八番−−十一−七番
−−四番−二番−三番−− 二番−十番−−三番−五番
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−

立ち上がりから日ノ本が押し込む。タテに鋭い攻めと、局面での激しい当たりでゲームを支配。しかし桐蔭もブロックを作ってよく守り、決定機を与えない。日ノ本は前線の三人の能力が高く、カウンターでも形を作ってしまう。暑いので給水タイムを採用。18分、日ノ本、左FKを10番ヘッドで落とし、9番へ、しかしわずかに届かず。桐蔭の22番はがっちりした体格でなかなかのポストプレーヤー。トラップもしっかりしている。25分、日ノ本、左から入れたボールを18番が前向きで受けシュート、ポストを叩き、こぼれを10番シュート、左に外れる。超決定機。桐蔭はGKがキック力がなく、遠くに飛ばない。日ノ本の9番はなかなかのテクニシャン。10番は強く、素晴らしいCF。11番は右足FKを担当するなどキックが素晴らしい。32分、日ノ本・3番に警告。桐蔭のカウンターで7番を倒した。36分、日ノ本・10番が桐蔭の10番のチェックをかわし、裏へ、しかし桐蔭・2番がナイスカバー、左CKに逃げる。結局前半は0−0で終了。

前半は日ノ本の強さが際立ったが、桐蔭もよく耐えた。互角のライバルとまでは行かないが、なかなかのレベルにまで達した。

後半2分、桐蔭のロングがゴール上を襲う。日ノ本GKはじき左CKに逃げる。このボールがゴール前にこぼれるが、桐蔭のファウルで逸機。直後にも桐蔭は正面20mのFKを獲得。2番(右足)と11番(左足)が構え、2番狙うも左ポストを叩く。桐蔭FW4番を日ノ本DF4番が見ることが多いが、落ち着いた守りで封殺。いいDFだ。10分、桐蔭7番、ドリブルで仕掛け、右CK獲得。11番のキックをファーでおそらく4番がヘッド、決まって0−1。日ノ本は攻勢を強める。11番もいいフェイクを持っている。3番は強い。21番5番のセントラルMFは忠実でボール奪取力が高く、中盤を支配。6番もキレある突破を見せる。給水タイム時に日ノ本・21番→23番。↓の布陣となる。

−−−−−十番−−−−− 
−−−十一−−九番−−− 
六番−三番−−五番−二三 
−−四番−二番−十八−− 
−−−−−一番−−−−− 


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06月19日(土)
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