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サッカー観戦日記
by T.K.
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■全女2回戦 日テレ・メニーナ−狭山 神大−常葉橘
立ち上がり、狭山が押し込む。シュート2本。5分、狭山、サイドチェンジから安奈が強烈な左足ミドル、バー。決定機。狭山は体格がよく、パワフル。細かい技術はないが、確実なコントロールでグラウンダーの強いパスをビシバシ決める。中盤の競り合いでもほとんど勝っている。11分、狭山、ペナ中へのボールがこぼれ、岩澤シュート、セーブ。決定機。12分、狭山、左FK、岩澤が上げて櫻田が飛び込むも届かず。笠嶋は素晴らしい出足で相手を潰し、空中戦ではほぼ全勝。安奈は左利きでクロスがいい。櫻田は速い。増田は戦術眼に優れた選手。岩澤はFKを担当するなど正確なキック。齋藤は裏に飛び出す。14分、狭山、佐藤が相手ゴール前でDFをかわそうとするが、かわしきれず、シュートはブロックされる。その左CKで岩澤のボールに中でヘッド、GK正面。決定機。狭山は守備意識が抜群で、やや飛び込みすぎる感もあるが、スライディングで奪えている。日テレでは木下はでかくで守備がいい、とメモに書いており、プログラムを見れば、164cmと確かに大柄だが、それ以上に存在感は抜群だ。本当に代表経験がないのだろうか。主将の高橋は巧いし相手をかわせる。狭山レベルの相手でもなければ、普段は面白いように相手を抜いているのだろう。中里は引き球で相手を間合いに誘っては抜くプレーが得意。24分、狭山、正面35mFK、岩澤が狙うも上に外れる。メニーナも左FKで籾木が入れて中にこぼれ、田中が狙うもブロック。左CKへ。岩澤が入れたボールはこぼれて、誰かがシュートも弱い。27分、メニーナ・小林のロングフィード、スペースに走る田中に届くがDFカット。直後にも田中が中の籾木へスルーパス、左から中里が走って受け切り返したところにGKと激突。オフェンスファウル。29分、狭山・櫻田ミドル、左上隅。惜しい。メニーナ・村松は上がる判断が早く正確。この時間帯、メニーナペース。高橋のスルーパスが籾木へ、GK飛び出してカット。40分、メニーナ・村松の右クロスがニアポスト際へ、誰もおらずGKキャッチ。前半終了。

非常に面白い前半だった。シュート数は3対6。やや狭山ペースだった。力量的には狭山のほうが上だが、メニーナは細かい技術を駆使して対抗。メニーナは2部上位3強以外なら、五分以上にやれるだろう。かつては高槻の下部組織もメニーナに近い力を持っていたが、今は高槻のトップチームがメニーナと互角とは言わないまでも、差をつけているとは言いがたい。

ハーフタイムで狭山・岩澤→22高橋優子(157/55)。2分、メニーナ・村松が右でキープ、落として高橋シュート、左に外れる。4分、狭山・佐藤が鋭いカットから高橋へ、シュートは弱い。10分、狭山・中でこぼれたボールを拾った佐藤から左の葪へ、前が空いている。落ち着いて右に決める。0−1。13分、狭山、スルーパスが葪へ、右シュートが左上へ外れる。決定機。13分、メニーナ・隅田→22清水梨紗(148/33)。メニーナはプレス下でボールを受けるのに、直線的に引いて受けようとするが、動きを全て読んでいる狭山がマークを離さず、厳しくチェックする。そこからの素早い攻めでペースをガッチリ握っている。20分までシュート数1対7。21分、狭山、スルーパスに櫻田飛び込むがGKキャッチ。23分、メニーナ・籾木の左CK、はね返される。24分、メニーナ・籾木→D嶋田千秋(165/58)。ボランチに入り、ドイスボランチに変更。高橋がFWへ。28分、狭山・櫻田→K櫛笥葵(154/48)。狭山は直線的な攻め主体でクロス数が攻めている割には少ない。36分、メニーナ・嶋田がドリブルシュート、わずかに上。決定機。38分、メニーナ、右CK、木下のキックに田中ヘッドも弱い。結局そのままタイムアップ。

後半のシュート数は6対8、60分以降は狭山は守備的に戦い、被決定機1回に迎えた。順当勝ちと言えるだろう。メニーナは個々の能力に光るものがあったが、フィジカルの差を埋め切れなかった。


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12月13日(日)
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