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サッカー観戦日記
by T.K.
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■雑文・キャプテン翼主要キャラの将来性分析
キャッチングに難があり、パンチングを多用する悪癖がある。また、中学・高校とほとんど常勝チームで実戦経験にも疑問が残る。しかも中等部時代は高等部の選手にあまり知られていなかったことから、飛び級で練習参加もしていなかったことが想像される。飛び級でプリンスリーグに参加した当時の青森山田中・柴崎岳のような経験も積んでいないのだ。とはいえ、日本の育成環境では普通のこと。野性味は評価できる。プロでキャリアを積めば、早熟なGKは追い抜けるだろう。若林よりも有望かもしれない。体格でも上回っているし。
●松山光
176cm・66kg、ふらの小→ふらの中→ふらの高→コンサドーレ札幌
地方の弱小チームというのは時として凄い選手を生み出す。勝つも負けるも中心選手しだい、何でもやらなければ勝てないし、精神力も磨かれる。またJトップクラブに入った有望選手はしばしば出場機会のなさからかつての輝きを失っていく。ある意味松山は理想のキャリアを歩んでいるといえるだろう。小笠原満男のような才能はなくとも、同等以上の選手になりうるし、ボランチとしてはJユースのエリートよりも苦労人のほうが大成する可能性が高い。キャリア中盤で世界に羽ばたけば、いい線までいくかもしれない。
●早田誠
178cm・63kg、大阪東第一中→立波高→ガンバ大阪
スピードに優れたタレントがマンマーカーとして守備技術を磨き、SBに転身する。SBにはあらゆることが求められ、それゆえ日本では大成することが難しいポジションだ。しかも日本では中央>サイドという風潮もある。その点、早田は能力を磨き、その上でSBになった稀有の人材だ。しかし左SBである以上左足クロスは必須であろう。右足アウトにかけたクロスだけでは詰まる。ガンバは海外移籍選手の多いクラブ。タイミングを見計らって移籍すれば、あるいは……、と思わせる素材だ。
●次藤洋
185cm・84kg、比良戸中→国見学院→アビスパ福岡
中学時代には恵まれた体格を活かし地元では敵なし。チームメイトには佐野満というテクニシャン・タイプのアタッカーもいた。しかしそこで1対1の強さを磨かなかったのが運のつき。ドイツ代表の平均身長がだいたい184cmくらい、という点を考えれば、世界レベルでは大型CBともいえず、典型的な早熟CBとなりそうだ。中学生時代までに1対1を磨かなければ、後で取り返しがつかなくなる、という例。もちろん、エイプリル生まれである。セレッソ大阪U-18ならCB兼CF(兼ボランチ)にされそうだ。
●新田瞬
172cm・60kg、大友中→南葛高→柏レイソル
小学生時に瞬発力にものを言わせた突破力を誇っていた選手は、成長に従い身体能力差が小さくなり、ピッチ上にスペースも少なくなると、とたんに輝きを失うものだ。育成年代で技術を磨かなければ、スピードも宝の持ち腐れとなるのだ。現実で言えば星原健太(ガンバ大阪)にその懸念がある。得点力もさほどない新田はボレーシュートくらいしか取り柄がない。将来性には大いに不安がある。
●石崎了
176cm・67kg、南葛SC→南葛中→南葛高→ジュビロ磐田
スピードはなさそうだ。運動量にモノを言わせたタイプのサイドバックであろう。1対1に強いわけでも、技術があるわけでもない。頭もよくない。精神力だけの選手だ。しかしサッカーにおいて、最も重要な要素を備えたこの選手はガットゥーゾ(初期バージョン)の日本版になれそうだ。ただボランチが適性ポジションでも代表では出番がない。ワールドクラス?無理だろう。
●森崎有三
公式サイト上に情報なし、南葛SC→南葛中→南葛高→清水エスパルス
サッカーにおいて、とりわけGKにおいて何より経験が重要であることを思わせる。さしたる才能がないながらも、豊富な実戦経験を積んだ結果、中西太一などのライバルを蹴落とし、いつの間にか日本代表不動の第3キーパーとなった。現実でいえば、川口能活が浮かぶが、世界に通用するレベルにはなれなくても、アジアトップクラスならば、一定の才能と努力しだいでなれるであろうことを思わせるキャラ。
05月11日(月)
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