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サッカー観戦日記
by T.K.
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■関西学生リーグ第1節 大院大−大教大 関大−立命大
昨秋チャンプの大院大の予想布陣では大黒柱の馬場がCBとなっている。しかしダイアモンド型の中盤のトップ下。マルチプレーヤーらしい起用である。大教大はフラットに構成された4−4−2でプレスをかけて奪ったボールを手数をかけず攻める。鍛え抜かれたスタミナが不可欠な戦術なので後半が問題だ。特徴的なのは前線でトリッキーなプレーを多用することだ。練習で意識付けられているのだろう。立ち上がりは大教大ペース。20分くらいまでやや押す。森原はタイミングよく動きボールを受けてさばく。突破力もある。三好もテクあり。高垣は強烈な左足でサイドチェンジもみせる。大院大の10番佐藤は目立てず。馬場はあらゆる局面に顔を出すが有効な動きが出来ない。22分、大教大・佐藤に警告。オフェンスファウル。26分、大教大、カウンターでタテパスを佐藤がトリッキーに落とし、森原へ。しかしオフサイド。32分、止まった状態から大院大、右クロス、ファーでヘッドは左に外れる。決定機。35分、大教大・三好に警告。抜かれたところを引っ張った。38分、大院大・深作に警告。大教大・田中の突破止めた。この日の主審はすぐに警告を出すなどカードでゲームをコントロールしようとし、注意など選手とコミュニケーションをとろうとせず、ファウルした選手に対し高圧的に接した。選手のみならずスタンドのストレスも溜まる。しかも副審の旗に気づくのも遅く、開幕戦を任されたとも思えぬ力不足を感じた。40分、大教大・田中に警告。ラフタックル。42分、大教大・佐藤が強烈ロング。GK正面。結局前半は0−0で終了。
シュート数3対2、CK1対0、クロス5対1、中盤での潰しあいが続いた。大教大としては先制したかっただろうが、大院大の慎重なゲーム運びの前に無得点。決定機は大院大の1回だけだった。
ハーフタイムで大教大・新田→田中A。FWに入り、佐藤がLH。3分、大院大の左FKがゴール前でこぼれる。山根が蹴りこみ先制。1−0。いつの間にか大院大・佐藤→四ケ浦。後半は大院大がいい。13分、インターセプトから日高がものすごいスピードで右を切り裂き、クロス、馬場ボレーも右に外れる。決定機。日高は流れの中で初めていいプレー。左CKになり深作からファーの山根折り返し山本シュート、ブロック。大教大はカウンターから細かい局面打開が持ち味だが、リードされてしまうとボールを持ってもサイドチェンジが出来ず、相手の罠にはまってしまう。17分、大院大・日高の右クロス、四ケ浦が落とし山根がシュート、これが大教大DFに当たりコースが変わり左隅にゴールイン。2−0。これで勝負が大方ついた感がある。22分、大教大・森原が右サイドを突破、ゴールライン際をドリブルし、ゴールそばまで迫るが、クリアされる。24分、大教大・佐藤→土屋C。26分、大教大・森原が左に流れて受けて仲宗根に落とす。仲宗根が左を突破し、ペナに侵入したところを倒されPK。自ら蹴るが、左をねらったボールはGK古矢がセーブ。スコア動かず。27分、大教大FK,三好がゴール前に入れ、GK古矢と大久保が激突。ファウル。大教大の滝二OBのCBコンビはクレバーだが高さもパワーもなく、徐々に苦しくなっていく。29分、大院大・馬場がワンツーで突破ペナ内で右に切り返しを入れたところをカットされる。余計なプレーだった。33分、大院大・馬場のキープから小野がシュート、上に外れる。決定機。33分、大院大・日高→尾花B。日高はまずまずのデビュー戦。38分、大教大・田代→伊藤B。39分、大院大・深作の左CKを山根がファーでドフリーヘッド、決まって3−0。44分、大院大・山根→大槻@。そのままタイムアップ。3−0。
後半はシュート数7対2。やはり大院大ペースだった。
大院大では馬場が良かった。あらゆるプレーの出来る万能型。Jに行くかもしれない。岡村は間合いの取り方をミスるなど、イマイチ。深作は前線にも顔を出し、幅広いプレーを見せた。大教大は180cmを超える選手がおらず、相手に前半は中盤を省略され、後半バテてからCFの足元に入れられたら持ちそうにない印象。一部残留が現実的な目標だろう。クレバーな選手が多いので、運動量が持てば面白い。
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04月05日(土)
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