ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4379949hit]
■全女2回戦 京都−千葉 日ノ本−浦和JY
1分、浦和・竹山の左クロスを橋本インサイドで狙うが、GK鈴村好セーブ。決定機。日ノ本は控え部員が絶えずチャントを歌って応援している。日本の女子特有の応援スタイルで、数少ない浦和サポを圧倒している。浦和が応援で圧倒されるのははじめて見た。10分、浦和、左70度30mFKを獲得。ここで竹山が左足を一閃、弾丸シュートがGKの上を襲い、ゴールに突き刺さる。女子とは思えぬ強烈なキック力。0−1。斉藤は身体能力が高く、165cmと体格もあり、しかもアイディア豊富な選手。竹山はキック力だけでなく、キープ力もありサイドへの飛び出しからクロスを狙うレフティー。千葉はカバーリングが確か。上背は157cmだが、空中戦も健闘している。千野は右利きのドリブラー。日ノ本では小栗と田上がスピード豊か。藤田は確実な技術でさばく。34分、浦和、スルーパスを受けた大宮が橋本にパス、確実に決めて0−2。39分、浦和、裏へのパスを日ノ本DFが触り、こぼれを藤掛が決めて0−3。40分ハーフの前半が終わった。圧倒的に浦和ペースだった。シュート数0対8(6)浦和はプレッシャーがかかった状況でのプレーが正確だった。ただ日ノ本も不出来だったのか、監督がベンチから常に怒鳴っていた。
このままだと何点はいるか分からないと思っていたが、日ノ本はハーフタイムで上手く修正できたらしく、後半の入りはいい。そして2分、右クロスを田上が決めて1−3とする。10分には今中の右FKをGKが正面でキャッチしたと思ったら、ボールを持ったままゴールインしてしまい2−3。浦和は運動力が落ち、前半のプレーが出来ない。日ノ本はあまりパスをつなぐサッカーではなく、サイドに早めに出し、突破を仕掛ける。よく鍛えられており、スタミナでは浦和を圧倒的に上回っている。浦和は前半からのつなぐサッカーが影を潜め、バックラインがずるずる下がる。しかし守備は安定し、2失点後は危なげない守備をしく。そして時間が経過し、浦和が逃げ切った。
浦和はなでしこリーグの下部組織として素晴らしいサッカーを披露。タレントもいた。トップですぐ使える選手はいないかもしれないが、将来有望な選手が目についた。もしクラブの全国大会があれば、日テレ・メニーナに次ぐ力があるのではないか。日ノ本は高校勢らしくフィジカルがよく鍛えられており、諦めないチーム。
12月08日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る