ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■京都高校新人戦 準々決勝
後半開始早々、京都学園・清原が突破されたところを倒し警告。京都学園の滝口はパスセンスに優れた選手。後半もやや立命館宇治ペースだが決定機をつかめないのも変わらない。しかし20分、村松の左クロスを藤本鮮やかなダイレクトボレーで決めて2−1。京都学園・滝口→藤本アキオ。京都学園は6番新田もパスセンスがある。4番川口は高い。28分、京都学園は14番奥田(池田?)→15番大原。終了間際の38分、京都学園は右ククロスを11番藤本がトラップで相手と入れ替わりシュートを決めて同点に。「3試合続けて延長かよ」という声も聞こえる中、立命館宇治はドリブラーの18番(メタ?)が仕掛けたり、市川を包帯を巻いている17番と代えたり積極的に攻め、ロスタイムにゴール前のこぼれだまを18番がボレーで決めて劇的決勝ゴール。ロスタイムには6番村松→11番中島と時間稼ぎの選手交代を行い、逃げ切った。

総合力で立命館宇治が上回った印象だが、京都学園も中大路を筆頭に個性的な選手がいた。勝負は紙一重だった。

京都高校新人戦 準々決勝  
洛北−平安
15時 宝ヶ池球 曇り 人工芝

洛北           平安
−−−山本−−田中−−− −−−宮永−−鈴木−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−宮本−−−−−
前田−高松−−中村−富山 長手−伊藤−−五番−小林
三原−四番−−三番−五番 −−井端−丸本−三番−−
−−−−−増田−−−−− −−−−−南部−−−−−

洛北は実績では京都随一である。なにしろ京都で一番古い高校だし、サッカー部の歴史も古い。Jリーガーも輩出しているし、近年では大江(現神戸)のいた04年度は好チームだった。勝負にこだわるサッカーのイメージが強い。対する平安は阪田(立命大→C大阪)のいたときに近畿大会で観て以来だ。格からすれば洛北なのだが、京都は混戦でどこが強いのかは毎年変わるので分からない。

洛北は7番高松がエース格か。キレがありドリブル突破力がある。11番山本も好選手。平安ではトップ下の10番宮本がうまい。いい選手だ。両チーム互角で進む。そして21分、洛北がゴール前のスペースにパスを出す。平安GK南部飛び出すが触れず、クロスを許してしまう。これが前田のヘッドへ繋がり洛北先制。平安は痛恨のミス。しかしその後は決定機を許さず前半終了。

後半開始時には洛北が選手を二人交代させる。1分、平安の右FKのこぼれを11番宮永がラストパス、誰かが決めて1−1の同点。放送で得点者が告げられたが聞き取れず。10分、洛北11番宮永がアフタータックルで警告。11分、洛北の右クロスに前だがヘッドもバーを叩く。両者得点の匂いはプンプン漂っているのだが、イマイチ決定力がない。そのうち後半終了がちがづいてくる。延長になれば、この会場は照明設備がなく、延長戦3試合目なので、日没再試合もあり得るな、と思い始めたロスタイム、平安のクロスにGK飛び出すがクリアし損ない、鈴木がシュート、見事に決まり劇的決勝ゴール。平安が勝利した。

この日6チーム見た限りでは、滋賀2強ほどの力はないが、相変わらず粒ぞろいだ。個性的な選手も見つけられてなかなか良い一日だった。

02月11日(日)
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