ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■Jユースカップ 準決勝 三菱養和−広島 東京−名古屋
Jユースカップ 準決勝
FC東京−名古屋グランパス
14時 長居第2陸 晴れのち雨 ピッチ並

東京           名古屋
−−−−−森村−−−−− −−−−−久保−−−−−
藤原−−−岩淵@−−山村@−新川−−−−−−花井A
−−−井澤A−中野−−− −−福島−吉田−西山A−
恩田−桜井−−吉本−山浦@酒井−森本−−三宅A磯村@
−−−−−権田−−−−− −−−−−長谷川−−−−

東京は3年前のクラセンU−15で優勝している世代。もっともこの大会でベスト4に入った清水がグループリーグで低迷したようにあまり参考にならないかもしれないが。東京では権田・吉本・森村の3人がトップ昇格内定。権田は異常に反応のいいGK。吉本は持ち前の高さに加えカバーリングも早い。森村は左SBだったのだが年齢が上がるにつれポジションが上がっていく選手。2年前のAFC U−17選手権のU−16代表には権田・吉本・中野・森村が選ばれている。権田・吉本はレギュラーだった。山浦は今年のU−16代表。
名古屋は4−3−3。トップ昇格はGK長谷川、ボランチ吉田、MF福島、快速アタッカー新川の4人。クラブ史上最高の結果を挙げている。長谷川は2年前のAFC U−17選手権U−16代表に選ばれている。

東京は4−2−3−1の陣形で1トップ森村が動きながらポストに入り2列目の飛び出しを引き出す。中盤のプレスも厳しい上、吉本を中心とするバックラインも強くて固い。名古屋はバックラインからゆっくりボールを回してつなぎにかかるが、面白いように中盤がプレスにかかり、久保へのロングボールも跳ね返されてしまう。7分には東京がバー直撃のミドル。U−16代表の1年生山浦はFKを任されるなど正確なキックを誇り、同じく1年生のRH山村と連携して右サイドを制圧しにかかる。25分、井澤と森村のワンツーから井澤がボレーシュートを左隅に決めて東京先制。35分には山浦の右クロスを受けた山村がミドル、バー下を叩きゴール内に落下。2−0となる。名古屋は意図したサッカーが全く出来ていない。41分にも東京は惜しいチャンスを迎えた。前半は東京ペースのまま終了。

シュート数9(枠内5)対2(1)先週のゲームでも名古屋は前半悪かったが、この日はそれ以上に悪く、何も出来ていない。また先週はロングボールを織り交ぜてペースを握ったが、久保が吉本に空中戦で苦戦している以上中盤で勝負するしかない。

ハーフタイムで名古屋・西山→奥村@。
後半1分、名古屋・花井が突破、倒され左80度25mFK獲得。直接狙うが壁に阻まれる。13分には東京・藤原→椋原。17分、東京、森村が絶妙トラップから左足アウトで決めて3−0。勝負アリとみたか、運動量低下を防ぐためか中野→宮阪、岩淵→大竹。大竹は中学生時代は正確な左足が魅力の選手だったが、速いドリブルも武器となっている。名古屋も三宅・磯村→後藤・津田。名古屋はもともとFWだったLB酒井をトップに上げてパワープレーに出るが、かえって東京を楽にさせてしまった。39分、東京・森村→城間。東京は最後まで運動量が落ちない。一方名古屋は強力な中盤が最後までかみ合わず、プレスをかわせなかった。3−0のまま終了。

東京の完勝。森村はFWとしても一級だ。力強さはあまり感じないものの細かく動いてのポストプレーで名古屋の屈強なCB陣を翻弄した。トップではサイドをやるのではないか?吉本もマン・オブ・ザ・マッチ候補。権田は出番があまりなかった。早大に進む中野は中盤でのプレスをリード。大学でも即戦力だ。山浦の守備力には試合前不安を感じていたが、まずまず機能、攻撃面では良いところばかり出た。決勝では平繁を止められるか?


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12月17日(日)
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