ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4380498hit]

■関西学生春季リーグ第1節 関学大−大体大 阪南大−同大
リザーブ GK 白川俊史(玉野光南・4年)  DF宮本雅史(国見・4年) 山本理詩(真岡・2年) MF 細川史生(金光・4年) 渡辺勝嗣(国見・1年) 亀井聖司(高松商・3年)FW 岡慎一郎(中京大中京・3年)

土砂降りという最悪の状況下でのゲーム。ピッチは水没し、ドリブルは全く出来ない。高さに難がある阪南大としては相手が中盤をつないでくる普通のコンディションのほうがやりやすいだろう。同大は蹴ってくることが多い。

2分、阪南大。柏木のシュートは上に外れる。フリー。永戸に警告。立ち上がり、同大はタテに蹴るのみ。阪南大はバックラインを押し上げプレスを掛けようとするが、どうにもかからない。同大は右サイドの富田・滝口・林のブロックが強固で守備も安定している。しかし阪南大は伊藤の右サイドを軸に攻め、FW釜田は小柄ながら基点になりつつアグレッシブな守備を続け、同大につながせない。そして11分、ゴール前の競り合いのこぼれをペナ内正面で拾った釜田が落ち着いて決めて阪南大が先制。直後に同大も正面でのFKを得るが、出崎のシュートは上に外れる。17分、阪南大はゴール前で釜田がフリーで無人のゴールに蹴りこむだけというチャンスを得るが、外してしまう。決定機。19分、同大・永戸→宮本。特にケガはしていないようだが。阪南大の時間帯が続く。右サイドは突破、左の山下は正確な左足を武器にアーリークロスを狙う。32分、阪南大はクロスがゴール前にこぼれ、蹴りこもうとするが、ゴールライン上の水溜りによってシュートが止まり、クリア。超決定機。38分、阪南大・松岡に警告。ファウル後ボールを蹴った。

ハーフタイムで同大・田島→岡。後半もペース変わらず。同大は走力がない。2分、阪南大、ペナ内で倒されるがノ−ファウル。3分、阪南大、PK獲得。しかし伊藤の右足は右ポスト直撃。12分、阪南大・長谷川に警告。GKへスライディングしたところ、水で滑ってタックルが伸びて足に入った。8分。同大・神田シュートはDFがぎりぎりでブロック。決定機。13分、阪南大・長谷川→稲田。19分、阪南大、右45度22mFK獲得。山下が直接決めて2−0。22分、阪南大・釜田→西田。運動量が豊富だったので、さすがに体力が落ちていた。26分、阪南大・松岡に2枚目の警告。退場。これで同大は一気に押し上げ、せめるかと思われたかペースは変わらず、シュート数も一向に増えない。このまま阪南大が逃げ切り2−0で終了。

阪南大は目立ったタレントこそいないものの全体的に良く鍛えられた選手が揃い、運動量豊富にゲームを支配。組織力でも上回った。このゲームのMVPというべき釜田は3年生まではIリーグでプレーしていたのだ。伊藤は突破力と正確な右足で勝利に貢献。左の山下のクロスも良かった。同大では滝口が攻守に良く動き貢献。富田もクレバーな働きをみせたが全体として運動量も技術も足りず、手元の集計でシュート3本に終わり、完敗を喫した。タレントてきには阪南大を上回るだけに、もう少しフィジカル面での強化があれば勝負できたかもしれない。

04月02日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る