ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4383960hit]

■国体少年男子1回戦 静岡−長野 埼玉−長崎 山口−鹿児島 群馬−大阪 
埼玉はDF西村、MF堤、FW小池としっかりしたタテのラインが通っており、攻守のバランスのとれた好チーム。圧倒的な高さ・強さを利した守備が売りの西村は184cmの中筋へのハイボール攻撃を封じ、足元への楔も許さない。堤は安定感あふれる守備と両足の正確なキックから攻撃の起点となる。脇を固める選手もつわもの揃いで、総合力に優る埼玉が圧倒するかに思われたこの試合、しかし最初にチャンスをつかんだのは国見高主体の長崎だった。13分、西村の裏に走りこんだ田中信也にスルーパスが通りシュート。GK大橋正面。14分には塚越のクリアミスを田中信也シュート。これもGK大橋キャッチ。長崎の時間帯が続き、ついに16分、ロングボールを城谷ヘッド、そのこぼれを田中信也が決めて長崎が先制。しかしここでドリンクタイムが入り、一息ついた埼玉の反撃が始まる。20分、萩尾が左サイドから中にドリブル、相手を引きつけ右にパス、これを西澤シュート、GK町田セーブ。決定機。28分埼玉の左CKがファーに流れ野島が右クロス、これが走りこんだ塚越の右足にピタリ合い右足ボレーが決まり1−1の同点。選手交代をはさんだ32分、右クロスを小池がヘッドもバー叩き、こぼれを鈴木寛一が押し込み2−1。33分には埼玉の右クロスが小池にわたったところを浦田が後ろから倒し、一発レッド。このPKを小池自ら決めて3−1。

後半は埼玉怒涛の猛攻が続いた。長崎は4−2−1−2に組み替えるが、カバーリングの意識に乏しく次々に突破を許してしまった。7分には小池が右スミに決め、9分には堀口のフィードを受けた鈴木竜基がポストに入り萩尾のロングが決まってあっという間に5−1。33分には増田のコントロールシュートが右スミに決まって6−1と埼玉が完勝した。

それにしても残念だったのは長崎のモチベーションが段々下がっていったことだ。やはり過密スケジュールが続く国見の選手たちに国体まで戦い抜く気力はないのかもしれない。来年からのU−16化はやはり正解だと思った。

公式記録


水島緑地福田公園サッカー場 13時10分 晴れ ピッチ良

山口           鹿児島
−−−石田−−ハウ−−− −−西之宮−−栫−−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−日高−−−−−
佐古田−菅田−平間−楢崎 三代−赤尾−−豊満−永岩
福永−神谷−−菊本−田村 −−本城−西岡−赤井田−
−−−−−柳井−−−−− −−−−−溝之上−−−−

山口
GK 柳井一茂
DF 田村隆生 菊本拓志 神谷岳志 福永拓未
MF 楢崎佑馬 菅田恭介 平間直道 佐古田翔平
FW ハウバート・ダン 石田聖雄
リザーブ 竹重安希彦 平山秀人 川村任泰 上野雅智 平川亮輔

鹿児島
GK 溝之上一志
DF 本城宏紀 赤井田侑志 西岡謙太 
MF 三代将平 永岩貞亮 豊満貴之 赤尾公 日高啓太
FW 栫大嗣 西之宮慎司
リザーブ 加治学 平田政志郎 森園敬志 山口純 迫田亮介

鹿実主体の鹿児島はマンマーク守備。最初にチャンスをつかんだのは山口だった。右クロスに石田があわせるが、鹿児島GK溝之上キャッチ。決定機。11分には楢崎のスルーパスに迫田がフリーで抜け出しシュートも左に外れる。しかし徐々にマンマークが機能しだした鹿児島ペースとなる。24分、永岩の右クロスに栫が胸トラップから右足シュートを決めて0−1。33分には左クロスから西之宮がシュートを放つなど、鹿児島ペースで前半が進む。

後半も流れは変わらず、3分、右クロスをファーで待ち構えた豊満がヘッドで決めて0−2。4分には永岩の右クロスがファーに流れ豊満が折り返したボールを栫がヘッド、0−3として勝負を決める。12分にはスルーパスを受けた栫のシュートがGKにいったん防がれるが、こぼれを西之宮が決めて0−4とする。その後も決定機が2回あった鹿児島に対し山口はチャンスをつかめず、結局0−4と鹿児島が完勝した。

公式記録


水島緑地福田公園陸上競技場 15時 晴れ ピッチ良

群馬           大阪
−−−藤倉−−田中−−− −−−寺本−−河野−−−

[5]続きを読む

09月09日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る