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サッカー観戦日記
by T.K.
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■関西学生春季リーグ 第4節(とりあえず雑感のみ)
メモではシュート数6対7だが公式記録は3対6となっている。つまり桃山大のシュートはほとんど大院大がブロックしており、決定的なものではないということ。ハーフタイムで桃山大・重光→下山(2年・名東)。特に重光は不出来でもなかったが、今期初ベンチ初スタメン。もしかして故障明け?

後半も潰し合いで始まる。東條は開始すぐファウル2回。3分、大院大・佐々木のFKはGKに向けて蹴り味方に逸らせるボール、味方に合わずGK田中キャッチ。4分、桃山大も左CK、しかし姜のボールはニアであっさりクリア。このゲーム、桃山大はセットプレーの精度があまりに低い。ハーフ付近のFKでも佐々木が蹴る時は桃山大が目の前に一人壁に立つのと好対照だ。5分、大院大、石櫃へのパスを読んだ江添が安易に飛び込みかわされるところを倒し警告。6分、桃山大カウンターで柳田が中へドリブル、ボールが長くなり大院大ボール。立ち上がりは桃山大がいい。しかし大院大も守備意識が強く、佐々木がサイドまで追い掛け回すなど、桃山大を中盤では自由にさせない。このためSBは上がれず、どうしても薄い攻めになってしまう。10分、桃山大・東條のポストから裏の柳田へ、しかし上田が倒し警告。16分、桃山大・井上が「とりあえずこの辺で撃っておけ」という感じのロング。可能性皆無。17分、桃山大、ハーフ付近の左FKでFK担当ではない尾崎のキック、油断していたかペナ内でのルーズなマークを突き森が正面フリーでヘッド、これが決まり1−1の同点。大院大としては悔やまれる失点。これで勢いに乗った桃山大は個々が積極的なプレーを見せるようになる。一方の大院大は激しい守備は続いているもののWBの上がりが無くなり、タテ一本の攻めは桃山大DFラインに通じない。シュートも撃てないという非常に苦しい展開。21分、桃山大・尾崎、東條→櫛田、今井。櫛田はLB、今井はボランチに入り井上がトップに上がる。FWとして東條ほどのキレやバネはないが、力強く競り勝てる選手。桃山大がはっきり押す展開にはなったが決定機は相変わらず奪えない。26分、大院大・岡島がラフプレーで警告。31分、大院大・成→渡辺(2年・高松商)。高校時代は上手いポジショニングとクロスの光るSHだったが大院大ではFW登録なのでどういう起用をするのかと思ったら、笹垣をCFに渡辺が右、佐々木が左の3トップに変更。36分、大院大・石櫃の右クロスをピンポイント・ニアで笹垣シュート、サイドネット。決定機。37分、・大桃山大西→奥田。40分、桃山大・木村に警告。44分、桃山大・櫛田の左クロスを井上左足ボレーも左に外れる。決定機。ロスタイムにも桃山大がFKからチャンスを掴むが得点ならず。1−1で終了。

激しい潰しあいだった。ともに決定機に乏しく引き分けは妥当だと思う。桃山大はスタイルの大転換が上手くいっていない、というかまだ時間が掛かりそう。柳田や大西が中で細かいプレーに四苦八苦。ポゼッションサッカーのある程度の完成はまあリーグ戦の間は無理だろう。

大院大は守備はいい。新興チームがのし上がるためには激しい守備は不可欠。阪南大も桃山大もそうだった。FKという武器もあるし残留だけが目標なら今のやり方で十分だろう。
しかしFWがフォアチェックと上がったボランチの囮役に忙殺させるような現状では、流れの中からの得点は難しい。

公式記録

阪南大               近畿大
−−−長峯−−外山−−− −−−浅野−−江口−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
佐藤−駒野−−松岡−松浦 佐藤−馬場−−小寺−石橋
旗手−寄井−−深谷−大杉 吉居−江本−佐々木−柿田
−−−−−山口−−−−− −−−−−井上−−−−−

53分:佐藤からのタテのフィード、阪南大DF2人が横に並ぶミスを突いて浅野が抜け出して決める。0−1。
85分:小寺のパスをペナ内右で受けた石橋が反転ドリブルシュート。0−2。
この時点で帰ったので後は知らない。

近畿大はチームをよく立て直していた。一方阪南大は頑張ってはいたが非常に出来が悪い。

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04月24日(土)
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