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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権大阪 6回戦 三島−大商学園 関大一−芥川 阿武野−仰星
大商は後半、5番をストッパーに下げて三島9番につけ、8番を一枚ボランチとする3−4−2に変更。しかしもはや抵抗の仕様がない。2分、細かいパス回しから18番シュート、惜しくも上。3分、9番が左で前を向いて受け、ドリブルから中の18番へパス→さらに右の8番へ、クロスをマーカーを外してファーに走った18番が決めて4点目。4分、RH15番がタテに突破し右45度シュート、わずかに左。5分、LH10番が中で引いてきた18番にミドルパス、上手く反転しドリブルで仕掛け、右では15番がフリーでシュートを狙えたが、そのまま左足シュート、惜しくも上。三島は決定機の山を作る。しかしシュートはなかなか枠に飛ばない。10分、大商はタテの長いパスに7番が抜け出しGKかわしてゴール。三島とすれば油断としかいいようがなく、7番を見ていたのは一人だけだった。さらに大商・7番は12分にも左足シュート、好セーブに阻まれるが闘志をみせる。三島は15分にも15番の右コーナーを4番決定的なヘッドを放つが、これも外れる。21分、空中戦のこぼれを9番左45度から右上スミにコントロールシュートを決め5−1。二日後の準々決勝のこともあり、三島は完全にペースを落とし、ゆっくり回し始める。時にはペナ内でのシュートチャンスさえもパスを選ぶシーンもあり、選手達がサッカーを楽しんでいることが良く分かる。33分には8番のスルーパスに交代出場の11番がハーフボレーであわせ6点目。37分大商はオフサイド直後ボールを蹴り出した10番が警告2枚で退場、ついに9人になってしまう。結局6−1で三島圧勝。
三島は完勝したわけだが、決定機の数の割りにシュートがイマイチで首を捻った。攻めは多彩で、守備も計算できる好チームなのだが。高い4番、名クロッサー15番、上手い10番、万能FW9番、4ゴールの18番と個性的な選手も多い。ただサッカーは「点を取らなきゃ、取られる」わけで、決定力で泣くことがなければいいのだが。強いことは強い。観ていてとても楽しいチームだ。
関大一は総体ベスト8で準優勝の長尾に敗れブロック第一シード、芥川はベスト16で優勝の清明に敗れ第2シード。ここまで順当に勝ち上がったチーム同士の対戦となった。関大一には国体候補が久野・脇と二人おり、脇は高槻の如是中出身である。比較的ボールをつなぐチーム。対する芥川はバランスのとれたチームで状況に応じた柔軟なサッカーが持ち味。ただ今年のチームは昨年のエース三反田のような傑出した個性的な選手はいない。フィジカルでは初めから私学とは差があり、総体予選では前半は雨の中押していながら清明にパワー負けし逆転を喫した。
高校選手権 大阪6回戦 関大一−芥川
11月1日(土)布施高G 12時50分 クレー 快晴 微風
関大一 芥川
−−−十番−−九番−−− −−−十五−−十番−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
十一−五番−−十三−二三 二十−十一−−六番−十九
十八−四番−−六番−八番 五番−三番−−二番−十六
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−
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11月01日(土)
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