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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権大阪1回戦 大阪学院−槻の木 高槻北−勝山 天皇杯大阪 阪南大クラブ−G大阪ユース
予定より少し早めにキックオフ。勝山はボールの近くでは頑張るのだが、少し離れたところでは集中力が足りず、ゴール前でのマークもルーズだった。おそらく組織的な守備練習はほとんどしていない。2列目の飛び出しにボランチがついていかず、数的不利のケースも多い。開始5秒、ボールを受けた8番が一直線にゴール前に進みフリーで決め先制。1分、勝山GK、ゴールキックを20m前に立っている高槻北10番に当て、10番が飛び出したGKをひきつけ9番に出すが、正面5mフリーを外す。2分、10番胸トラップから頭越しの右足シュートがサイドネットに決まる。3分、ペナスポット付近にこぼれたボールを9番が決める。しばらくシュートミスが続き追加点を逃す。しかし10分、8番がアウトサイドで決め4点目。11分、スルーパスを9番が決める。12分、14番の左クロスを9番が決める。勝山DF陣は大人しいが、13番がおそらく自分の判断でスイーパーに入り、味方に指示を出し、守備の秩序作りを始める。17分、CBの5番が流れの中で上がり、フリーで決める。19分、右から崩し、8番が中へ出し、10番がペナ外から決める。20分、右クロスに二人フリーで抜け出し14番が決める。ここまで9−0だが、高槻北のシュートが勝山DFに当たるシーンも増えており、序盤よりは明らかに勝山の守りはいい。21分、左クロスに9番のヘッドがゴールネットを突き破る。(最初から破れていた)22分、7番シュートのこぼれを10番が決め11点目。この辺りからセンスのある勝山13番のカバーリングが光るようになる。つまりまかりなりにも勝山DFが高槻北攻撃陣をマークするようになり、13番がカバーの狙いをある程度絞れるようになったのだ。終盤にも3番の左クロスをペナ右コーナー付近で10番が見事なボレーを決め12−0で前半終了。

高槻北は左利きのテクニシャン10番を軸にボールをどんどん動かし、圧倒的に攻め続けた。がむしろ勝山の守備は徐々に整備されていく様のほうが興味深い。2週間後にもう一度対戦したら、前後半で10失点くらいで済むかもしれない。高槻北の出来を確認して、会場を後にした。天皇杯大阪予選を観るために。


天皇杯大阪大会には例年大阪のチームのうち、JFL、関西社会人リーグ最上位、大阪社会人選手権覇者(府リーグ以下)、大学上位2校、高校1位、クラブ1位が出場することになっている。ただし阪南大が総理大臣杯に準優勝しシードで本大会出場を決めたため予選には出場せず、代わりに関西大が出場する。阪南大クラブは学生を社会人チームとして登録し、公式戦に出場させるというチームで、関西では大体大などの先例がある。近年でも鹿屋体育大クラブが、体育会サッカー部をさしおいて天皇杯本大会出場を果たしたこともある。阪南大クラブが阪南大Bチーム並みの実力を持っていれば、G大阪には99%勝機はあるまい。しかし阪南大クラブの公式戦の結果を見るかぎり、Bチームほどの力はなさそうだ。阪南大はIリーグに3チームエントリーしており、事実上のEチーム以下かもしれない。


天皇杯大阪大会 1回戦 阪南大クラブ−ガンバ大阪ユース
8月31日(日)長居第2 14時 ピッチ並 晴 弱風

阪南大クラブ            G大阪
−−−中澤−−十三−−− −−−江口−−三木−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−佐藤−−−−−
鍋谷−四三−−二六−七三 −家長−−寺田−−松岡−
四六−四四−−五番−高橋 森山−−牧−−丹羽−河内
−−−−−不明−−−−− −−−−−三橋−−−−−


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08月31日(日)
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