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サッカー観戦日記
by T.K.
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■近畿大会 一回戦 山城−清風 水口−近大和歌山
後半も清風がショートパスを繋いで押し込むが、前半より思い切りがよくプレーに積極性が出てきた。7分、清風・辻が左を突破しマイナスのクロスが若原へ、ダイレクトシュートは当たり損ねるが、アウトにかかったボールがゴール前の島本への絶妙パスとなる。しかしシュートならず。8分山城も中田顕の突破を島本が倒しFK、宮本のボールが田中の頭に合うが、ニアポストに詰めていた清風の選手がクリア。13分、清風、他の選手を囮に戸来がオフサイドラインを突破して決め清風2点目。直後清風・北野→米田。16分河野→中橋。山城も岡本をボランチに上げ、樋口を下げて25番(プログラムに記載なし)、中田悠→奥村、本田→松野と代えて、奥村がRB・宮本をLB・中田顕をLHとする4−4−2に組み換え反撃に出るが、清風ペースは変わらず。山城の決定機は30分に訪れた。ハーフを少し過ぎたところからのFK、宮本のボールがフリーになった田中の頭へ、しかし高さが足りず、かすっただけだった。終了間際には清風のシュートが続くが、山城GK須藤もスーパーセーブを何度も見せ、失点は免れた。終始ゲームをコントロールした清風が0−2と勝ち、2回戦に進む。
清風は攻守にバランスを意識しすぎる印象を受けた。もう少し思い切った飛び出しや、守備でも激しいチェックにいったほうがいいと思う。清風はいいところまで行くが、勝ち切れないという伝統(?)がある。大阪では珍しく「美しく勝つ」チームなので応援しているのだが・・・・・・。
山城は下がりすぎてなかなかチェックに行けなかった。また奪っても攻撃にはなかなか出れず。選手権に向けてのチーム作りの過程での生みの苦しみだろうが、チームとしてあまり機能せず。トップ下中田顕は頭上をボールが通過してばかりで、つらい展開となったが局面では光るプレーも見せた。
近畿大会 一回戦 水口−近大和歌山
6月28日(土)守山北高校 14時 クレー ピッチ悪 雨 並風
水口 近大和歌山
−−−吉田−−外池−−− −−−中出−−吉田−−−
−−−−−浅居−−−−− −−−−−−−−−−−−
奥村弘−平井−山敷−芥川 坂田−谷口−−東−−荒武
−−山田−下村−馬野−− 稲葉−川端−−中野−秋田
−−−−−奥村恭−−−− −−−−−栗林−−−−−
双方ほぼベスト。水口は下村(2年・185cm)をSWに、170cm前後の小柄な山田・馬野をストッパーに置く3バック。トップ下浅居は自由にポジションを取り、ドリブルを軸に切り崩す。WBは攻撃意識が高い。裏はストッパーが主にカバーするが、逆サイドは空くことが多い。例年通りショートパスを良く繋ぐ。ポジションチェンジは例年より少ない。2トップが交互に起点に入る。
近大和歌山は組織の完成度が高い。昨年のメンバーがほぼ残った最終ラインを高く押し上げる。統率の取れたラインは堅い。中野(2年・181cm)以外は小柄で空中戦に弱いがカバーに秀でている。負傷上がりの加納はベンチ。GKは絶対的な高さのある栗林で、飛び出しに優れた上田も控える。攻撃はシンプルにサイドのスペースを狙う。坂田は俊足。谷口は競り合い・空中戦に強い。東もこまめに相手を潰し、ボールを捌く。FK担当。技術の高い2トップはドリブルが多い。
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06月28日(土)
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