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妄想にっき
by 有明
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■死んでも言っちゃいけない、10のこと(未完2)
「こんなことなら死にたかった!」
と今度は違う理由でパニックに陥る話です。
(多分)
○ストーリー−もうちょっと詳しく
ラウンジに取り残された人々にはそれぞれにドラマがあります。
一つの舞台なんだけど、ちょっとしたオムニバスになっていると言うか。
皆ラウンジで大声で言い争いするので筒抜けなのですが。
「死んでも言っちゃいけないこと」を告白すると言っても
皆で死んじゃうから洗いざらい吐こうぜ!と団結したわけではなく
死を直面して混乱した精神状態でほころびがでてしまって
バレてしまう感じです。
死んでも言っちゃいけないことの内容を少し。
1つのカップルは浮気関係にある。死を覚悟した男は妻に電話して
もう帰れない、これからは浮気相手と歩むと啖呵を切ってしまうが
いざ助かるとなると息子のことや慰謝料のことが頭をかすめる。
(冷静に考えるとやはり浮気相手は浮気でしかない)
浮気相手の女に詰め寄られこれから生まれる子供の事について
口を滑らし、仮面夫婦だと聞いていた女はショックを受け2人は破局する。
もう1つのカップルは結婚間近の幸せなカップル。
そのはずが、パニック状況でお互いに
男は童貞であること、女は28歳と偽っていたが
実は38歳であることが発覚する。
もう1つのカップルは素直になれない女と健気に慕う男。
女が素直になれない理由は、少し前まで自分が男だったから。
(つまり現在はニューハーフ)
突然の告白に戸惑いを見せるもそれでも好きだと言う男。
友達の結婚式帰りの女友達2人。(翔子と麻衣)
翔子は麻衣の彼氏を寝取り、浮気していたことが発覚。
一方麻衣は宝くじが2億円当選していたが
お金のことで人間関係が変わるのが嫌で秘密にしていた。
麻衣は死んでしまうのに人を恨むのは嫌だと翔子の浮気を許すが、
助かるとわかり2億円をあてにしてネズミーランドに行こうなどと
言いだす翔子に少ししこりが残り微妙な表情をする麻衣。
自殺しようとしていた女とそれを止めた男。
彼女の秘密は実母を殺してしまったこと。
それを聞きラウンジに集まった人間は人殺しと恐れるが
真相は彼女の母親が彼女を思って資産運用しようとして
詐欺に遭い、自責の念で自殺してしまったということだった。
男は実は刑事で、このホテルに宿泊している
詐欺師(=彼女の母の敵)を捕まえる為に協力体制を取っていた。
アクション俳優に憧れて田舎からオーディションのため出て来た男。
彼の秘密は東京に出るときにお金がなかったので
母親の財布からお金を借りて(盗って)しまったこと。
隠していたマニアック趣向のAV。
(タイトルは日替わりっぽくて前楽はお兄ちゃんのバナナがどうのこうの…)
実家の畑のスイカを盗んで換金したこと、
家のお酒をこっそり飲んでしまったことなど。
助かると聞いてAVが見られてしまうことと
ゲームを全部弟にあげると言ってしまったことなどを後悔する。
○ストーリー−おおまかな流れ
スカイラウンジ日常風景
↓
火災発覚
↓
ラジオを聞くが助からないっぽい状況
↓
死を覚悟した人間達の捨て鉢的な暴露大会それぞれのドラマ
↓
ネットニュースにて状況が好転し助かる見込みがあると知る
↓
口を滑らせてしまったことにより変化している人間関係
↓
あれ…?火が消える気配がない?
実はネットページは
火災前からパソコンで原稿を打っていたミステリー小説家が
危機的状況に置かれた人間の心理が知りたいという理由で
個人的に作られたフェイクだった。
ラジオでは依然として火災が収まらないと報道していた
↓
再び死を覚悟する面々。
そんな時妊婦さんが産気づいたので女達が総出で協力して
(浮気相手の女が実は看護士だった)その場で産むことに。
↓
無事出産が成功する。全員が命の大切さを痛感するも、
もうすぐ火災で赤ちゃんすらも死んでしまうことを嘆く。
ラウンジの従業員が下の階に手動で作動するスプリンクラーの
電算室があることを思い出し
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11月15日(日)
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