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ちゃんちゃん☆のショート創作
by ちゃんちゃん☆
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■毛利小五郎という人物(2) 名探偵■ナン
毛利小五郎という人物(2)

 随分久しぶりの更新となりました。まあ先日、ブラックユーモア系の【コ●ン】なら投稿しはしましたけどね。

 こちらは、2005年6月に投稿した話を、きちんと完結させたものです。つまり、構想20年と言う、とんでもない代物・・・(滝汗)。最近何とか書く意欲が出てきたんで、執筆の運びと相成りましたv

 ええ。全ては2018年度の劇場版の『おかげ』です。おっちゃんがあろうことか冤罪に陥れられるなんて、オイシイしいけど、どっか許せない気分がふつふつと・・・【怒】
 え? あれから7年経ってる? それは言わないお約束www

 ぴくしぶにもほぼ、同じものが投稿してあります。違うのは、こちらの(1)の方はほとんど当時の原文のまま。必要最低限でしか修正していないこと。良かったらどう違うのか、見比べるのも面白いかもしれませんね。
(わざわざ修正しなおすのがメンドクサイから、とも言うが)

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 件の店を知っているはずの江戸川コナンだったら、必ず取るであろう選択。
 だがそれを選ばなかったことへの、毛利氏の不信感ありありの視線。

 ───まさか、私が工藤君と入れ替わっていることが、バレている・・・!?

 いつもの腑抜けた彼しか知らないだけに、こんな事態は予想外だった。けれどおそらく、私の勘は外れてはいない。
 でもどうして・・・?


「な、何のこと? おじさん。ほ、ほら、ボク風邪気味だから、ちょっと記憶違いしただけだと思うよ」


 顔ではそう、平然と装いながらも、頭の中で必死に打開策を探る私。

 けれど、そんな私の焦りが分かったのかも知れない。毛利氏は少し優しげな視線になって、こちらへ話しかけて来た。
 わざわざしゃがみ込み、視線の高さまで合わせてくれて。


「・・・あのなあ、別に俺ぁ、責めてるわけじゃねえんだぜ? ただ、そうやって気張ってても疲れるだけだろう、って言ってんだよ。
おめー、阿笠博士ンとこの、ええと・・・灰原、とか言う女の子だろ?」

「・・・・・・っ!?」

「どーせ、あの探偵小僧にでも頼まれて、あいつのフリをする羽目になっちまった、ってところか? 苦労するな、お前」


 ───私が江戸川君ではない、と露呈しているだけならいざ知らず。
 あろうことか、その正体が灰原哀だということまで、知られているだなんて・・・!

 この時、私の脳裏に点滅していたのは『詰み』と言う文字。

 ここで私が「僕は灰原じゃない」と否定したところで、「じゃあ今から阿笠博士のところへ行って確かめて来る」なんてことになれば、完全に終わりだ。入れ替わり工作は早々(はやばや)と不成立になってしまう。

 今回の入れ替わりは、私から、工藤君に言い出したことだ。だから、彼が計画するよりはどうしても穴があるだろうけれど、まさかこんなところで頓挫してしまうなんて。完全に予想外じゃない。

 私としても、この毛利氏を騙すことに罪悪感がなかった、と言えばきっと嘘になる。ただ、甘く見積もったのが間違いだったのだろう。
 普段から『眠りの小五郎』のカラクリに気づいていないのなら、今回も分からないだろう、と。それこそが早合点だったと言ったところか。

 それにしても・・・。


「・・・どうして・・・」
「あん?」
「どうして私が、江戸川君じゃないってことが分かったの?」


 毛利氏の推理をほぼ認める格好で、私はこわごわと声を発する。
 これは一応、これ以上彼を騙すつもりはない、と表明したようなものだ。

 多分、それを察したのだろう。いつも工藤君に見せるケンカ腰なものとは違った、自愛に満ちた目で彼は私を見た。
 ・・・こちらがオンナノコだということで、配慮してくれたのかもね。


「それはともかく、コナンのその声を何とかしてくれねえか? あいつがそんなに殊勝な声出してるのなんて、不自然極まりなくて気色悪い。どうせ阿笠博士の発明品なんだろ」
「え、ええ。はい」



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06月13日(金)
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