ID:38841
ちゃんちゃん☆のショート創作
by ちゃんちゃん☆
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■ながいともだち【鳴門】
ただそれだけなら「なるほどなるほど」で終わっていたんですが、すっかりガイにハマっていた ち☆ はつい彼のサラサラ髪を思い出し、「ガイはそんなものとは無縁だなあ」と考えて。逆にそういうのに無頓着だから、変な逆恨みを買ったりして・・・と、今回の話が出来た次第。ホント、アイデアの神様ってTPO関係なく舞い降りてくるよな☆
いくらプロのボディーガードとは言え、隠れ里なんだからそう簡単に潜入できやせんだろ! と、ツッコミありまくりでしょうが、お笑いですんでその辺は大目に見てねv
実はこの話、カカシやリーも出てくる予定でした。が、普通の小説形式だとストレス感じるだろうと会話形式にしたら、思い切り無駄をそぎ落とした挙句の果てに、登場人物がネジと綱手の2人だけ、という、ち☆ にとっては前代未聞の内容になってしまったとゆー。・・・いろんな意味で、意欲作です。(今まで100以上の話を書いてきたけど、独白小説を除いて、会話形式ですら最低3人は登場していた)
ちなみにこの時期、ネジは既に上忍になってます。だからこそ、綱手に詰め寄ったりしてるんです。下忍・中忍時代は、色々と不満不平はあったとしても、一応は分をわきまえて意見などしませんて。ガイに対しての態度が、ケッコー辛辣ではあるものの以前から比べればかなり柔らかくなってるのも、そのせい。一緒に任務を沢山こなしたりするうちに、認めるところは認めるようになってます。
ただ、綱手のところへ文句を言いに行くのを、勢いでネジにしたんですが、よくよく考えたら彼も、なかなか綺麗な長髪してますよね? 逆にその辺の意識が薄いんじゃないかと、妙なリアリティが出た気が。ラストに「背中から刺されないように」と書いたのは、無頓着だからこそ恨み買うんじゃ? と思ったから。妙なところで似てるよな、ガイとネジって。
ところで。
今回このままじゃ、問題が全然解決しとらんじゃないか、と思うので、ちょびっとオマケを書いておきます。でもやはり、ネジと綱手さましか登場しません。ただし、とある人物が暗躍してますが(^^;;;)やっぱり出さずにはいられないんだよなあ・・・。
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◆おまけ◆
「どうでもいいんですが、このままでは根本的な問題解決にはなっていませんよね?」
「このまま単に、刺客を気絶させて叩き出すだけでは、確かにな。
だが安心しろ。御曹司の薄毛を何とかすれば、一挙解決だ」
「・・・は? どうやって? 火影様お得意の医療で、薄毛を何とかする方法が、あるとでも?」
「当たりだ。あの御曹司はどうやら、毛が薄いことへの堂々巡りストレスと、暴飲暴食が理由での薄毛らしい。
つまり、それらを取り除くことが叶えば、薄毛も解消することとなる」
「簡単におっしゃいますね・・・御曹司、ということは、金と暇と権力が有り余ってる、ってことでしょう? そういう男から、どうやってストレス・・・はともかく、暴飲暴食をなくすんですか?」
「いくら根性なしでも、生命がかかっていれば話は違ってくるだろう」
「・・・・・・物騒なことを笑顔でおっしゃらないでください・・・」
「いや、本気で命をとるとか言うんじゃない。ちょっと脅して、ダイエットも兼ねてるんだ、と囁いてやれば、よほどのことがない限りは取り組むさ」
「そんな無茶な・・・」
「物は言いようさ。大体、よく思い起こしてみろ、ネジ。この木ノ葉の忍で、薄毛の奴は何人いる?」
「・・・・・。イビキさん以外、ほとんど思いつきませんね。第一彼の場合、むしろ薄毛じゃなくて必要性に迫られて、敢えて剃ってらっしゃるんでしょう?」
「まあな。それはともかく、忍は暴飲暴食はしない、そのおかげで髪は無事なんだ、と言ういい見本になるじゃないか」
「説得力はあるかもしれませんがね。そんな馬鹿馬鹿しい、御曹司の暴飲暴食を控えさせるなんて任務、受ける奴がいるものですか」
「いるさ。たとえ不満や文句があろうが、無理やり引き受けさせるんだ。私は火影だぞ?」
「俺は断固拒否します!」
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08月11日(月)
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