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衛澤のどーでもよさげ。
by 衛澤 創
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■やっふぅ!
という感じで、何故か目立たない地味な存在に甘んじてはいながら、実は大変な功績を残す功労者であるのです。ですから先の記事でも申しましたように、氏はCリプトン社から表彰されて然るべきだと私などは思うのです。

と、あたかも「昨日の記事からの続き」のような書き出しを冒頭に置いておくと、慌てて過去記事の頁に行っちゃう人がいるかなあ、なんてことを考えてみた衛澤です。御機嫌よう。

さて、昨日書きそびれた昨日の話です。
自宅最寄り駅周辺に複数の用事があるので、そこへ出掛けなければならないという前提が先ずありました。
その用事というのは、一ツは自宅の火災保険の更新手続きと保険料の支払いを住宅管理会社で行うこと、もう一ツは来週の定期通院日に行く予定だった理髪店に予定を前倒しにして行くことです。保険の手続きは住宅管理会社から「更新に来てね」という郵便が届いたので忘れないうちに並びに面倒になってしまわないうちに済ませておきたかったし、理髪店はこれ以上髪が伸びてもさもさになるのがうっとうしくて耐えられなくなってきたので、さっさと済ませておきたかったのです。

それに加えて、制作中の小説のコンテ作業が今週に入ってから自宅ではすっとこ進む気配がなくへっぽこぴーでぷっぷくぷーな感じだったので、駅前周辺まで出て行くついでにそこにある某ドーナツ専門店に寄って、そこで気分を変えて食事がてらコンテを切ろうと決めました。
果たして、火災保険の更新と散髪とコンテ作業のそれぞれに必要な品を鞄に詰めて出掛けました。移動手段は単車で、一五分ほど走れば駅前に到着します。

先ず理髪店に赴き調髪と髭剃りをして貰いました。所要時間はいつもと同じ約三〇分。料金一五〇〇円也。そうして多少身姿がよろしくなってから(それでも髭面でTシャツに七分丈カーゴにサンダル履きと柄悪い感じなのですが)、住宅管理会社に向かいます。予め必要事項を記入しておいた火災保険更新申込書と更新料一万円也を窓口で渡すと、手続きは直ぐに済みました。
実は今年が更新時期であることなどすっかり忘れてしまっていたために更新料の準備がなく、実質「予想外の出費」となった一万円は、次回手術のための貯金から出すことになり、大変痛い思いをしております。でも払わない訳にはいきませんのでね。
それが済んでから、一昨年辺りに大変御世話になりました某ドーナツ専門店にまた同じ目的で向かいます。店舗前の邪魔にならなさそうな場所に単車を停めて入店。
折りよろしく一〇〇円セール中。指が汚れにくそうなドーナツを三ツを択び(コンテ用紙が汚れないように)ホットカフェオレを合わせて注文して、禁煙席の隅っこに場所を取ります。支払額五二〇円也。

六時間居座りました。カフェオレ四杯分(おかわり自由)。
何と書き表せばよろしいのでしょうか、ドーナツ専門店の片隅にぽんとすわった私は、それはそれはスムースに僅かにも滞ることなく、すらすらと書き進んでいきます。直径〇.五ミリメートルのシャープペンシルの芯がなめらかにすり減っていき、すり減った分が白い紙の上で確実に文字になっていきます。
私がコンテにいつも使っているのは、学生時代に書店で貰った■川文庫のノベルティのシャープペンシルです。書き心地がいいものを、といろいろな種類のシャープペンシルを試してみたり、多少高価なものを入手して使っていたこともありましたが、結局は随分昔に無料で貰った安いつくりのものに落ち着いています。私なんぞはお大師さん(空海和尚)ほどの書き手などではないのですから筆を択ばなくてはならぬ訳ですが、その場合も必ずしも高級品を択ぶべきとは限らないようです。

自宅で作業するとてんで集中力に欠けて、同じ六時間机の前にすわってみても一字も書けないこともめずらしくないこの頃だったのですが、昨日の私には次々と何かが降ってきたような何かが降臨したような憑依したような、そんな感じに頭が冴え、溢れる泉の如くイメージが湧きそれは適切な言葉となって筆先から出て行きまして、通常の三倍以上の速度と仕事量がもたらされました。「今日のおれは赤い彗星か!」などと自分で仰天しつつの作業。何このファストフードイズマイオフィス体質。


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06月13日(土)
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