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衛澤のどーでもよさげ。
by 衛澤 創
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■未知。
ランドセルを背負って学校に通っていた頃の私は、同級生やらその他大人を含む周囲の人たちから「何でもよく知ってるんだなあ」だとか「どうしてそんなにいろんなことを知っているの」なんて度々嘆息を頂いては、「そんなに知っている訳ではありません」と謙遜する振りをする一方で、内心ちょっと得意になっているような厭な子供でした。
いまの私は、ほんとうに何も知らない。あまりの無知に、知らねばならぬことの多さに、急き立てられるような焦りを感じながら、できるだけ多くを知ろうと慌てて本などを読みあさっています。もう直ぐ不惑の年令というのに知らないことばかりで、見通しの悪い道を右往左往しながら見えない障碍物にどかどかぶつかりながら、惑い続けています。
さまざまなことに興味を持って好奇心を持って智識を得ることに貪欲でいるつもりでした。勉強は自ら進んでしているつもりでした。でも、いま、知らないことばかり。
自分が何も知らないなんてことは随分早くに気付いたつもりでいたはずなのになあ。
03月15日(日)
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