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衛澤のどーでもよさげ。
by 衛澤 創
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■私的名物買いだおれ。
気が付けばAmazonのショッピングカートに一〇〇点近くの商品が入っていた衛澤です。決済すると破産だヨ。
私は幼い頃から青年期に至るまで自分の身姿がとんと気にならない人間でした。親や周りの人たちからは「娘さんの年頃になったら(女児として生まれたので)御洒落をしたくなるよ」だとか「好きな人ができたら気を付けるようになるよ」だのと言われてきましたが、一向にその気配もなく。
そろそろ中年期に入り、ただそこにいるだけでも「汚いおっさん」になるのだからせめて自分で小ぎれいに整えなくては、と考え出したところです。
そんな私ですから、外出着に普段履くズボンを一本と洗い替えを一本としか持っていません。その普段履きズボンの内股部分がが新年早々擦り切れて繕うこともできない穴が開いたので(過剰に肥るとこういうことが起きます)、仕方なく洗い替えを履いて自宅からちょっと遠い場所にある気に入りの洋品店に行き、カーゴパンツを一本調達しました。一点に対し四〇〇〇円の支払いは私にとって非日常です。どきどきしながら支払いました。
思えばこの時点でパニック状態だった訳です。
洋品店で買いものを終えた私は、ちょっと遠い場所まで出てきたついでに、洋品店の斜向かいにある古書店に立ち寄りました。ちょっと遠い場所なのであまり来る機会もなく、ほぼ一年振りです。
ここが、宝の山で。
ほしいほしいと思いつつ買えずにいたあの本この本が悉く半額以下に! 中には販売価格最安値の一〇五円になっているものまで!
しかも最近の古書店は店内カゴを設置しているのです。
洋品店という商品単価が高い店に行くために財布の中身を余計めにしておいたのもよくなかったと言えます。私はここぞとばかりに棚の「ここからここまで」買いをしてしまいました。かわぐちかいじさんの「ジパング」第1巻〜第12巻です。同じくかわぐちさんの「太陽の黙示録」もほしいのですが、これは我慢しました。同じ作家の同じくらいおもしろい作品同志なら、艦船が出てくる方がいいかなあって。
浦沢直樹さんの「MONSTER」も随分長い間手許にほしいと思いながら我慢しています。この作品の結末はとても残酷で好きです。でもやっぱり今回も我慢です。
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01月10日(土)
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