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衛澤のどーでもよさげ。
by 衛澤 創
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■今年も乗った!
なかなか当選しない海上自衛隊の体験航海(艦艇広報)の乗艦券が、昨年に続いて当たりました。


毎年、地元の商業港には艦艇広報のために護衛艦が二隻ずつ来港します。今年来てくれたのはDDH-142「ひえい」とDD-158「うみぎり」。「ひえい」は第四護衛隊群(広島県呉市)旗艦(隊司令乗艦艦)です。

私が今回乗艦させて頂いたのは「うみぎり」です。体験航海は例年七月の何れかの土日に催され、二隻の艦が土日交代で航海に出ます。今年は土曜日の本日は「うみぎり」が、明日日曜日は「ひえい」が沖に出ることになっていました。
私は明日は所用で別の場所に行かなければならないし、以前に「ひえい」には乗艦させて頂いたことがあるので、今回、今日の「うみぎり」乗艦券が当選したのはほんとうに幸運だったと言えます。

第四護衛隊群所属DD-158「うみぎり」はこんな艦です。


基準排水量三五五〇トン、全長一三七メートル、全幅一四.六メートル、速力三〇ノット、定員二二〇名。
兵装は高性能二〇ミリ機関砲二機、62口径76ミリ速射砲一機、短SAM(シースパロー)装置一式、SSM装置(対艦弾発射装置)一式、アスロック装置(対潜水艦弾発射装置)一式、三連装短魚雷発射管二機、哨戒回転翼機一機。
この艦に乗って港周辺を周遊しつつ、アスロック装置の操作展示やラッパ演奏展示などが第一甲板上で行われます。海上自衛隊では現在もラッパによる号令で総員起こし(起床)から巡検(就寝前点検)までを行動します。

出港前の第一甲板艦首部。純白の第二種常装(夏の制服)を着用した乗務員のみなさんが出港準備をしています。


きびきびとした動き、うつくしく整えられた制服が夏の陽光と艦の塗装色とに映えています。
護衛艦をはじめ海上自衛隊の艦艇の艦首部には国旗が、艦尾部には艦旗が掲げられます。

飛行甲板(第一甲板艦尾側)には哨戒回転翼機が展示されています。


ブレード(回転翼)が折りたたまれているのがお判りかと思います。海上自衛隊ではとにかく省スペースを心掛けなければなりません。艦上のスペースは限られているからです。回転翼機の翼が折りたたまれているのも甲板上の格納庫に入るためには必要なことだからです。

「うみぎり」艦内には神棚があります。


海上自衛官に限らず船乗りは信心深いもので、どんなに科学が発達しても神仏や縁起は大切にされます。

艦内食堂のテーブルにはこのような掲示物が。


「食改善番付」です。乗務員の健康を図るための給養員の工夫が窺われます。鶏卵、卵黄は「控えたい食品」に、卵白は「摂りたい食品」に含まれるのは悩ましいところですね。


第一甲板上では乗務海曹氏が体験航海に参加している民間人と交流しています。


海曹氏の制服に御注目。「折り目正しい」制服です。海上自衛隊ではシャツやズボンのプレス線で「髭が剃れなければならない」と言われるくらいにアイロンのかけ方を厳しく指導されます。

沖を一周して入港する「うみぎり」から見た停泊中の「ひえい」。



そして体験航海参加者を岸壁で出迎える海上自衛隊マスコットくん。


手に持っているのは記念品。「貰って帰ってね」とアピールしています。

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07月28日(土)
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