ID:38229
衛澤のどーでもよさげ。
by 衛澤 創
[134329hit]
■いやされた。
いつもとは違うファストフード店で仕事。もと繁華街の端っこの店で、昼食どきでも満員にならない客席は、経営側には気の毒だがぼくには都合がいい。がらんがらんも困りものだが、販売カウンタから見えない二階席なら自分一人になっても平気。今日は、何分間かずつ何度かそんな時間があった。
昼下がり。よく寝たはずなのに何だかはっきりと覚めきらないような怠いような頭の感覚に「早く切り上げて帰ろうかな」と思うが、何故だかそんな状態でも筆は進んでいくので帰るに帰れなかったときのこと。おばちゃん……ちょっとおばあちゃん寄りのおばちゃん三人組が隣席にいらした。
並みのおばちゃんだと話し声がうるさいが、おばあちゃん寄りのおばちゃんなので沢山喋っていても話し声も静か。だから邪魔にもならないので執筆も続けていたら。
暫くして独特の匂いがこちらに。明らかにそのファストフード店で供される食べものではない匂い。その匂いで何となく落ち着いてきたような頭が覚めてきたような……はて、これは何の匂いか。
あ。
線香の匂いだ。御寺参りの帰りかなんかだったのかなおばちゃんたち。それとも普段からなのか、線香くさかったんだね。でも、ぼくは線香の匂いが好きなんだ。
やっぱり安いアロマ何とかを買ってくるより、仏壇に捧げる線香の香りの方がいいんだなあと再確認したのでした。
一時期、集会が開かれなくなっていたネコの集会所にもネコさんたちが少しずつ戻ってきたみたいで今日は出掛ける行きがけと帰りがけに都合五匹の姿を見たし、ぼんやりしつつも三時間ほどで四〇〇字詰原稿用紙一一枚分書き進んだし、ウォーキングもいつもより三〇〇〇歩ほど余計に歩けたし、ちょっと疲れたけどいい日だったような気がするよ。
【今日のこれからの季節に丁度】
クッキーとも煎餅もオー○ドファッションも、湿気ている方が好き。
04月23日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る