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衛澤のどーでもよさげ。
by 衛澤 創
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■ふくらんだ。
昨日発酵させたパン生地は、そろそろ気温も下がってきたが室温でも充分にふくらんで、拳大のパン四ツになった。使った強力粉は100g。

ハムとチーズの手こねパン
パンの中身はハムとチーズ。安いチョップドハムとおやつ用のカマンベール「入り」プロセスチーズだ。我が家にはオーブンがないので電子レンジ用の蒸し器で蒸かした。ちゃんとふわふわのパンになった。
つくり方はとても簡単で、ぬるま湯にドライイーストと塩、砂糖、油を溶かして、これで強力粉をこねて二度発酵させたものを蒸かせばよろしい。

もともとこのつくり方は中華まんのつくり方として教わった。もう一〇年ほど前のことだ。当時ぼくは会社員で、その勤め先に製菓学校を出たという人がアルバイトに来ていた。この人は製菓師の資格を持ち、菓子づくりを学ぶために独逸に渡ったこともあるという本格派だった。

その人が直々に手書きで教えてくれた中華まんレシピが以下の通り。
とても丁寧に書いてくれていて、この通りにつくって旨い中華まんができたことがとてもうれしかった。御裾分けと言ってはおかしいかもしれないが、書いて貰ったそのままをここに転記しておく。
仮名遣いなども原則原文ママである。

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中華まんじゅう−包子−
材料(12個分)
〈※転記者註……肉まん6個、あんまん6個ができる分量〉

〈皮〉
強力粉 カップ3
薄力粉 カップ2
砂糖  大さじ1
塩   小さじ1/2
ぬるま湯 カップ1と1/4
ドライイースト 小さじ1

〈あん〉
◆あんまんの場合
あずきあん 300g
ラード   大さじ3
塩     小さじ1/2

◆肉まんの場合
豚ひき肉 100g
白菜   2枚
しょうが汁 少々
ねぎ(みじん切り) 少々
しょうゆ 小さじ2
塩    小さじ1/2
ごま油  大さじ1
ラード  大さじ1
化学調味料 少々

−作り方−

1.小さい器にイーストを入れ、ぬるま湯(約45℃)カップ1で溶き、砂糖、塩、ラードを加えて溶かし、ふるった小麦粉に注ぎ箸で混ぜつつまとめる。

2.全体がまとまったら手でこね、耳たぶくらいのやわらかさでなめらかになるまでよくこねる。

3.上にぬれ布巾をかけ、約30℃の温度のところに置いて約1h半ねかせる。
〈※転記者註……h=時間(hour)〉

4.丁度2倍くらいに発酵してきたらもう一度よくこねてガスを抜く。

5.棒状にのばしφ5cmの太さに12等分する。しばらくそのままにし再度発酵させる。
〈※転記者註……φ=直径〉

6.めん棒か手のひらで軽く平らにのばしφ約12cmの大きさにめん棒でのばす。

7.あずきあんは鍋にあんを入れ、ラード、塩を加えて火にかけ、よくねってから冷まし、6個にまとめる。
肉まんは、豚ひき肉にねぎ、しょうが汁、ゆでた白菜のみじん切り、しょうゆ、塩、ごま油、ラード、化学調味料を加え、6等分する。

8.皮の中央に各々を置き、ひだを寄せながら包む。

9.肉まんはひだを上にし、あんまんはひだを下にし、手で形を整え、もうしばらく発酵させてからせいろに間隔をおいて入れ、あんまんは20m、肉まんは15〜20m、強火でいっきに蒸す。〈※転記者註……m=分(minutes)〉
(↑絶対せいろ、それ以外は邪道というわけではない。そんなもの必ず各家に備わっている筈はないので蒸し器で良い。)

〈※転記者註……以下はレシピに添えられた点心についての基礎智識〉
中華まんじゅうは点心に分類される。
点心とは簡単に言えば軽食とかおやつだが、正確には中華料理のなかから前菜や料理、或いは酒の肴を除いた軽食類の総称。
点心を大きく分けると
 ご飯もの(飯)……点心ではあるが主食もしくはそれになり得るもの。
 麺類(麺)……日本のそばやうどんと同様のもの。
 粉もの(粉)……小麦粉やその他の穀類の粉を使用したものの総称。
 デザート・お菓子
となるのだ。
これを細かく分けると

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10月18日(水)
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