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衛澤のどーでもよさげ。
by 衛澤 創
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■過程。
これは気を付けているのではなく、くせです。学生時代に授業で本読みしたときに、声に出して口に出して愉しい文章の方が読んでなお愉しいと思ったことを憶えているので、そのようなものになるように。
また、近い音の語が幾つも近い場所に配置されることがないように。読点の位置のバランスを見たりも。読点の場所は息継ぎの場所でもあるので、なさ過ぎたり多すぎたりせぬように。書いたものを実際に口に出してみるとだいたいこんな感じのことがチェックできます。
・閉じ鈎括弧直前の句点は省かない。
「ああ、そうでした。」←こんなやつ。
新聞などでは慣用として省くことになっていますが、国文法では書くことになっていますし、私に「書く」ということ、読むことの愉しさを教えてくだすった恩師はやはり省かないで書くと教えてくださいましたので、これを守っています。
[ 余談 ]
この恩師は「句読点を丁寧に書かない人は文章が巧くならない」ということも教えてくださいました。なるほど確かに何度書き直しても納得いくものが書けないときというのは句点も読点も乱暴に書いています。句点が○じゃなくて△に見えるようなものや閉じていない○になっていたり、読点がゝや, になっていたり。そういうときは書写で構わないので原稿を書き直します。するとよくない点が判ることも多いです。
巧く行っているときの原稿というのは、大抵一字一字、楷書で丁寧に書いてあります。自分でも吃驚。

■年齢制限はありますか
私は「衛澤蒼」という筆名で書くときと「三条裕」という筆名で書くときとがあります。
衛澤が書くものは特に制限は設けませんが、三条が書くものはすべて成年指定です。というのも、三条が書くものはすべて性行為を題材にしているからです(早い話が三条はエロ作家です。しかもちょっと特殊な)。
衛澤名義では対象年齢を15歳以上と定めていますが、どのような内容であれ制限は設けない考えです。しかし版元が勝手にR指定を入れたりもします。思わぬジャンル分けをされてしまうことも。

■貴方の考える年齢制限の基準を簡単に
ヒトの生殖器そのものの俗称(場合によっては学名)が複数回出てくるか否か。
エロ(実際は読み手による「使用」)を目的とした作品の場合、これは必要なので連呼と言えるほどの頻度で出します。出す必要があるのです。それが必要でない作品の場合は複数回は出すようなことはありません。
ですから、性描写があるかないかは問題ではありません。同程度の性描写があるとして、衛澤名義で書くものにはそれでも年令制限を設けない考えです(版元次第)。

■シリアスかギャグなど、得意なものはなんですか
恥ずかしながら、得意なものはありません。
中でも恋愛を主題としたもの、ギャグもの、女性一人称は苦手です。

■キャラ書き分けの方法ってどうやってます?
キャラクタの細部というのは書きはじめるときに既に判っている(設定されている)はずなので、地の文を使った描写の中に意識的に折り込んでおきます。名前や人称代名詞なしにその人を読み手に判らせなければならない場面までにそれが充分にできていれば、特に気にしなければならないことはないはずです。
会話文が長く続く場合(私はこれを避けるように気を付けてはいますが)は、本人の一人称、特殊な語尾等の話しくせ、他者からの呼びかけや三人称、思考パターン等を適宜くどくならない程度に組み合わせて会話文の中に混ぜて馴染ませておくという方法を取ると思います。

■プロットはどんな風に立てますか
1)先ずは一文になるようにまとめます。
物語は大抵「○○が△△してから□□するまでの話」というかたちにまとまるので(まとまらない場合はその一連の構想が実は破綻している場合が多いです)、そのかたちにして、物語の「はじめ」と「終わり」を確認します。

2)人物票を書きます。

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12月25日(金)
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