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衛澤のどーでもよさげ。
by 衛澤 創
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■過ぎ去りし日々は。
何でこんなにシステムトラブルが続くねん、という不平を垂れる暇などなかった。まだ3本も講演用の原稿を書かねばならぬのだ。原稿を書くということは、資料(レジメ)もつくらねばならぬということだ。今後はそれにスライドも加わる。喋るのは1〜2時間だが、そのための準備には時間がかかるのだということが、よくよく判った。講演料というものが大抵結構な額なのはそういうことなのだとよくよく理解できるこの頃である。
講演とは、喋るだけのことではないのだ。

その他、自助グループの者として催しに参加したり、他団体はどのような運営をしているのか勉強に他県まで行ったり、各種事務作業、数本の取材対応などを作業の隙間で行う。
連載コラムの原稿も書いた。コラムは「短く」と希望されているが、短く書こうとすると余計に時間がかかる。短くまとめるのがあまり得意ではない。

末日には講演予定が入っていたので、下旬に入ったら原稿の下読みも行う。下読みというのは、言ってみれば通し稽古だ。喋る内容を充分把握して、どのように喋るのか、どのように演出するのかを考え、摑み、練習する。聴衆が聴きやすいように愉しいように、できるだけ整える。
即興が効けば、この下読みに割く時間は少なくて済むのだろうが、残念ながらその能力はないので、充分に予行してから臨む。予行しておくと緊張もあまりせずに済む。パニック障碍及び社会不安障碍持ちとしてはその効用が必要だ。

下読みと並行して、原稿及び資料・スライドづくりも進行。来年1月2月には3本の講演を行う予定なのだが、日程が近くに寄り集まっている。早めに原稿その他を仕上げておかないとばたばたと慌てることになる。
このように、やらねばならぬことが沢山ある上に、2箇月ほど前から過眠症状が出ていて、短い周期で猛烈な眠気に襲われる。眠くて朦朧としていてはとても原稿を書いたりできないので、都度仮眠を取る。1回1時間弱だが、眠気は短い周期で何度も来るので、仮眠にも時間を取られた。

末日は講演当日。
現場は住処と同じ市内なので原付単車で出掛ける。この季節、単車に乗るのに丁度いい服装で出掛けると、大抵建物に入ると暑すぎる。しかも常用薬のせいか食生活のせいか口渇があるし、ドライアイも常態化している。
90分間、汗ばみながら水飲みながら喋った。目薬をささねばならぬほどでなくて助かった。
「最近、私、全体的に乾き気味でございまして、途中で水を飲んだり目薬をさしたりするかと思いますが、ご容赦くださいませ」
と枕の部分で挟む余裕があったので、幾らか楽だった。笑っても貰えたし。
講演後の質疑も活発で、よく聴いて貰えたようだった。有難い。

近頃の講演では椅子を用意してくだすっていて、すわって喋るスタイルも多くなってきたのだが、この日の講演は演壇に立って喋るスタイル。暫くずっと座位で過ごしていたのが久々に2時間立ちっ放して、終わった後は腰が痛んで膝はがくがく。巧く歩けず、不自然な姿勢不自然な歩き方で帰った。
毎日、運動は必要だ。たとえ日に30秒間のプランク、10回のスクワットでも、行った方が絶対にいい。使わないと、身体は、弱る。

というような1箇月だったらしい、11月は。
手帳に記録しておいたから、こうして振り返ることができる。いちいち書きとめるのは幾らか手間ではあるが、やっておかないと「何してたんだろう」と作業の進展のなさに忸怩としてしまって気力が目減りしてしまったりする。そういった不具合の予防のためにも、多少の手間を惜しんではならない。

同じように、出費品目と出費額も記録するようにしている。これもやっておかないと「何でこんなに金がないんだろう」と考えあぐねることになってしまう。しかもそれは考えても詮ないことなのだ。そのようなことに時間を捧げてはならぬ。

と、このような日々を過ごしておりまして、まとまった私的な文章を書く時間を捻出することがなかなか叶いませぬ。こうした理由でこの頁の更新もあまりできませんが、こちらもご容赦されたい。
思いつきでちゃちゃっと書いているようなこの頁ではありますが、毎回少なくとも3時間はかかっております。手間がかかるときは2日3日かかって書いておりますので、この点ご了承されたい。

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12月04日(日)
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