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衛澤のどーでもよさげ。
by 衛澤 創
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■生前、裁きにあう。
ちなんで言えば現在の財布の中身は94円だし、1箇月分の食費は毎月4200円程度です。5000円を一括で払おうとするなら、各種支払いの何か一つを止めるか、1箇月間断食するか、何れかの方法を取らねばなりません。「ギリギリでいつも生きていたいから」などと望むまでもなくぎりぎりで生きるしかない人だって、このようにいるんですよ。
いま支払えない場合はもう一度2番の検察庁の部屋に入ることになります。
そこで言われることは「後日、納付書を郵送するので納付期限内に支払ってください」ということです。分納はできますかと訊ねましたがここでも「できません」の一点張り。これまでも分納させてくれと言ってきたけど認められなかったから支払えなかったのだと訴えてみましたが、「何とか期日までに(お金を)掻き集めてください」などと言われました。「それは借金しろということですか」と問うと「そうですね、ご家族とか友達から借りて、少しずつ返すようなかたちで……」という返答。
借金してでも支払えという取り立てよう。お国だってお金がないので必死です。
「期日までに支払われませんと労役場に行って貰うことになりますので、きちんと支払ってください」だそうです。労役場というのは、刑務所のことです。
略式命令書を見るとこう書かれています。
「被告人を罰金5000円に処する。
これを完納することができないときは金5000円を1日に換算した期間被告人を労役場に留置する。」
5000円だと、1日か。
いい機会だから労役させて貰おうかな。こんな機会はなかなかありません。いい経験になるかと思います。
調べてみたら、最寄りのいわゆる交通刑務所は兵庫県加古川市にあるのだそうです。そこまで行く交通費は出して貰えるのかしら。
なんてことを考えましたが、労役場収監より先に「資産差し押さえ」が来るのですね。そりゃそうだろうなあ。5000円ぽっちのために収監したら、収監者(私)の食事や管理にお金がかかってしまって完全に赤字ですからね。
何ごとも巧く行きません。銀行口座とか家財道具とか、持って行かれると非常に困ります。ないと困るものしかうちにはありません。貧しくて「あったらいいな」的なものなんて買えませんから。差し押さえは収監より困る。
取り敢えず来月分の食費を差し出して、少しずつ食べられるように小銭を掻き集めることにします。痩せたらラッキー。
04月28日(木)
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