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衛澤のどーでもよさげ。
by 衛澤 創
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■芸術。
このヘッドフォンはモニタ用なので、音楽を聴くヘッドフォンのように低音を愉しみたいとか高音をクリアにとか、そういう特徴はなくてフラットです。でもだから、音がクリアに聞こえて曲の奥の方でどんな音が鳴っているかがよく判って私は気に入っています。着け心地もいい。特にこだわりはないけど取り敢えずいい音で聞けるヘッドフォンがほしい、という方にはおすすめです。
そのヘッドフォンでただいま何を聴いているかというと、「KAITO 10th Anniversary -Glorious Blue-」です。
10年近く前からこの頁でも頻繁に「KAITOがいい」と述べてきましたのでご存知の方もおられるかと思いますが、改めて紹介を。「KAITO」とはVOCALOIDです。「VOCALOID」というものについての詳しいことはこちらをご覧ください。簡単に言えば「PCソフトウェア」です。ただ、一般的でない部分があります。「歌う」PCソフトなのです。
そのVOCALOID KAITOが歌う曲は沢山あって中には名曲もあります。名曲中の名曲を選りすぐって集め、その上KAITOの「声モデル」である歌手の風雅なおとさんがKAITOとデュエット……!(これは技術の上でもすごいことなんです!)
まさしく「聴きどころしかない」アルバムです。みなさんもぜひ。さあ!
私の特に特におすすめはボーナストラックの二曲です。一曲は先程申し上げました風雅さんとKAITOのデュエット曲。ポップな感じの聴いて愉しい、一緒に歌うとより愉しい曲です。
もう一曲は「wanderer -KAITO's 10th Birthday ver.-」。原曲は動画投稿サイトで発表されて「全てはここから始まった」というタグが付いているのですが、KAITOがネタではなく真面目な曲を真面目に歌ったはじめての曲とされています。
私はこの原曲がとても非常に何とも大好きで、何度繰り返し聴いたことか。KAITOの声はKAITOを操作する人によって違ってくるのですが、私はこの曲を歌うKAITOの声が一番好きなんです。曲自体も、聴くたびに郷愁というか、胸をきゅっと締めつけるような何かを感じます。この曲が、「ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル」でお馴染みのゲームミュージックライター谷岡久美氏のアレンジで装いも新たに!
原曲をつくったF.Koshibaという人は民族調の曲を能くつくる人なんですが、谷岡久美さんも民族音楽を取り入れた郷愁を誘う作風を特徴としています。相性が悪かろうはずもない。いやもう素敵。素敵です。私が千の言葉万の言葉を尽くすより、ぜひ一度お聴きください。
先に紹介申し上げましたこの頁でクロスフェードが聴けますので、先ずはここから。ささ、どうぞ。
このような感じで、芸術に触れた一日の様子をお届け致しました。演劇。音楽。芸術ですなゲージツ。
01月24日(日)
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