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衛澤のどーでもよさげ。
by 衛澤 創
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■また、はじめての。
検査の結果が判るまで室外へ出てはいけないので、隔離室はバス・トイレ付きで、個室なので備え付けのテレビを見るときもイヤフォンを使わなくてもいいという説明がありました。食事は防護マスクを着けた看護師さんが運んできてくれて、飲み水も汲んできてくれます。食後の膳も看護師さんが下げに来てくれます。何てお大尽な生活。

入院に必要なもの、着替えやタオルやティッシュやいろいろ、そういったものは呼び出された家族が私の自宅まで取りに行ってくれました。まさか病院に行ってそのまま入院になるとは思ってもいなかった私は、直ぐ帰宅するつもりでPCや炊飯器の電源を入れっぱなしだったので、電源を切って貰ったり炊飯器の中身を処分して貰ったりもしました。
運んできて貰った入院道具も過不足なく揃っていたし、自宅の状態も整えて貰ったので、不自由なく入院生活を送ることができました。

ちょっと豪華な個室で、検査結果を待ちました。ERで採痰しましたが、翌日以降も3日ほど採痰が続きました。レントゲンも撮ったのですが、私は病室を出ては行けないので、レントゲンの機械が病室に来ました。キャスターが付いていて、レントゲン技師さんが手で押してやってきました。ERと同じようにベッドの上に仰臥して撮影しました。

3日後には「結核(その他空気・飛沫感染する病気)ではない」という検査結果が出て、一般病棟に移りました。レントゲンによると肺の影もなくなってきているので、快方には向かっているとのこと。個室で行なっていた抗生剤の点滴を一般病棟でも続け、咳止めと抗生剤の服用も同時に行ないました。
救急搬送から6日め、再度採血とレントゲン撮影。今度はX線科外来まで行って撮影しました。その結果、概ね治癒しているのでもう退院してもいいですよ、と主治医。
結局のところ、何によって私の肺は感染症を起こしていたのかは、謎のままです。判らないままなのか、判ったけれど私への説明がないままなのか、それも判らないままです。

かような次第で救急搬送から丁度1週間で退院しました。
救急車に乗るのもはじめてなら、ERで診て貰うのも隔離室に入るのも、肺炎という病気も初体験で、いろいろ新鮮でした。
今回の経験で実感したのは、「咳が出ないという状態は、とても楽で有難いものだ」ということと、「病気をしててんやわんやするのは自分よりも周りの人だ」ということです。
有難う健康。有難うみなさん。おかげさまで私は今日も生きています。

04月25日(土)
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