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衛澤のどーでもよさげ。
by 衛澤 創
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■私的名物買いだおれ。
ほかに、佐々木倫子さんの「おたんこナース」(新書でも文庫でもない最初に刊行された版)第1巻〜第4巻、六道神士さん「ホーリーブラウニー」第1巻〜第3巻、小川彌生さん「わたしのせんせい」を購入。沢山買ったけどカーゴパンツ一点よりもずっと安かったし、今月の生活費の三分の一がこの日一日でなくなったことなんて気にもならずに、ほくほくしながら帰宅しました。
余談ですが、私は読んだことがない漫画はほとんど買いません。今回買った本はみな一度は読んだことがあり、「おもしろい」ことを知っていて買ったのです。「何度でも読みたい」と思う本だけ買います。
帰宅したら早速読みます。買ったのは二〇冊……何だか冊数のボリウムがありすぎるような気がします。ナイロン袋から買った本全部を出してみました。一二冊あるはずの「ジパング」だけで二〇冊あります。しかも二〇冊もありながら第10巻だけが上手に歯抜けになっています。
おれさまバカ野郎伝説……。
うおー「ジパング」が揃っている、と碌に確認もせずに棚の「ここからここまで」をすっぽり取り出して買いものカゴに入れたのが大間違いでした。「ここからここまで」には第10巻がなく、第3巻〜第9巻、第11巻、第12巻が二冊ずつあったのです。
あんまり事実と自分にがっかりしたので、この日は買ってきた本は読めず終いでした。
翌日、一ト晩眠って気力を回復させてから改めて古書店の同系列別店舗に出向き(買った本を直後に同じ店舗に売りに行くのは抵抗があった)、ダブった9冊を売却し、第10巻を補充しました。買い値一〇五円売り値一〇円。まあ、これくらいの損ならば一日本を読んで食事をしなければ取り返しがつきます。
「ジパング」はとてもおもしろいです。読みはじめたらやめどきが判らなくなるくらい。一二冊読むのに二日かかりませんでした。
現代日本の最新鋭イージス艦「みらい」がタイムスリップして第二次大戦末期のミッドウェーの洋上に現れる。戦火の中、「みらい」乗員が大日本帝国海軍少佐を救助したことから歴史は徐々に歪みはじめる。歪みはじめた歴史の上を走る日本は、そして「みらい」乗員二四一名の運命や如何に、という御話です。艦船好き、戦史好き、「歴史のif」好きのみなさんにおすすめです。
登場人物がおっさんばかりですが、それが却って安心していられるような。最近は若年層向けの御話ばかり読んでいて恋愛要素に辟易していたのでいい気分転換になりました。続きが気になるけどじりじり焦れるような気になり方でもなく。
来年のいま頃、無事に生きていていまと同じ懐具合いだったら、またまとめて続きを買うと思います。
01月10日(土)
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