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日常茶飯事×日常茶目仕事
by アキラ
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■Uncertain 第2章 01
以前脳内革命で連載していた、Uncertainの続きです。まあ、気ままに書き綴ります。正直な話をすると下手の横好きです。第一章を読んでないと何が何やらな小説です。そうでなくても何が何やらなのでね(苦笑)よかったら読んでやってください。
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「途絶えた…。」
先ほどまで、ぼんやりと彼方を見ていたアイスブルーの瞳が立ち上がる。その表情は険しく何か酷く急いで見えた。
「レン!急いでエアカーの準備を…」
「もう出来てるよ、何もトシ達一行を気にしてたのはユウだけじゃないんだ。」
半ば叫びつつ呼びかけながら瓦礫の山を降りると、そこではすでに赤毛の青年−レンといった−がエアカーにエンジンをかけて待ち構えていた。その表情にも、やはり急ぎの色が隠せない。
『ガクトの声が小さくなり始めている』
ユウが飛び乗るとすぐに、エアカーは白砂を巻き上げてその場を後にした。
砂嵐のせいだろうか、急いでいるせいだろうか、探し物が見つからない。気ばかり焦り始めるのが自分でもわかるのに、どうしようもなくて、それが更に視野を狭くした。それでもただ、こちらから意思を飛ばす事だけはやめない。
どうか答えて欲しいと。
エンジンを操りながら、レンがふと視線を上げる。ほぼ一色の視界の中に赤い何かが飛び込んだのが分かった。一瞬にしてそれは視界の奥へと流れる。
「ユウつかまって。」
一言だけ言うと、レンは急ターンで返す。
「レン?!」
赤いイメージだけが彼から伝わって、ユウは焦燥感を消すことができず彼の名前を呼ぶ。
『いた!』
人影が立ち尽くしている。深い麻色の布に包まれてただじっと。すでに歩く力もないのか、それともその機能を停止してしまったのか、その人影は動かない。少しはなれたところでエアカーを停めると、そこから少しずつ歩みをよせた。
「っっっ!!!!」
と、ユウの前を歩いていたレンが胸のあたりを抑え立ち止まる。瞳はまっすぐに人影を捉えて、顔には大粒の汗が浮かんでいるのだ。ユウは瞬時に悟った。レンは人影の心をキャッチしたのだと。
だがしかし、生まれてからずっと人の心に触れる事のできたレンが、これほどまでに大きな反応を返すのはあまりに不可思議だ。ユウは危険だと思いながらも、そっとレンの背中を支えると人影の心に触れようとした。
「ダメだよ、ユウ。」
レンが心と言葉でそれを遮断する。けれど瞳は未だ目の前の人影に釘付けだ。
どんどんと顔色の悪くなってゆくレン。ユウはレンが倒れることのないように、後ろから支えてやることしか出来ない。触れるレンの背中からは何も伝わらない。ロックしているのだ。決して外には漏らすまいと…。
それほどまでに周囲に悪影響的な意思なのだろうか?それほどまでに侵食の早い意思だと?いったい誰が?レンの心にあれほどまでに強く残った赤は、いったいなんだったのだろう。
ユウがふと視線を上げた時だった。
「それでいいんだよ、ガクト。」
レンが行ったのが先か、人影がそうしたのが先か、相手の左腕からレーザーナイフとおぼしき武器が落ちる。
「ユウ、もういいよそれより早くガクトを。」
レンから視線を上げて、もう一度人影に目をやると、それは砂嵐の中に倒れこむ。今はもう、彼からの意思は小さい。
レンをエアカーに向かわせて、自分は人影に駆け寄る。すると以前盗み見たデータの時とはずいぶんと様子が違うが、確かにガクトが横たわっていたのだった。その横顔は痛々しい。
失った右腕と、短く切られた金茶色の髪。そしておそらくは、レンの読んだ心が、あの時とは変わってしまったものなのだろう。
目の前を漆黒の闇と深紅の海が行き交う。耳鳴りに似た音と感覚が襲い、耳の後ろで波のような音が寄せてはひいた。そしてそれと重なるように何か低く脈打つのがわかる。最初のうちは波音は血液の流れだと解り、低く脈打つそれは心音だと理解した。けれどそのうちにそれら全ては一つになった。
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12月28日(金)
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