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ドラマ!ドラマ!ドラマ!
by もっちゃん
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■2009はどんな年でしたか?
2009も駄文を書きなぐりましたが、日本語が下手だったとしても、気持ちに嘘なし、みたいな。ただ、伝わらなきゃ気持ちも読めないというか届かないわけですから、わかりやすい日本語を書いたり話したりする人になりたいです。そんな意味でもあがいてる途中の私がいます。今年も「日常こんな劇場」とともに、読んでくださった方、心からありがとうございました。
2010年、どのくらい進化できるかわかりませんが、お暇なら見てよね(「時効警察」風)、感覚でお立ち寄りいただけたら嬉しいです。ドラマ!ドラマ!ドラマ!を来年もよろしくお願いします(「時効警察」風、笑)。
いや、特に「時効警察」の再放送見たわけじゃないんだけど(笑)
昨年の締めは結構頑張りましたね、今年は感覚的になりそうです。
あと今年のはじめに書いてたことで、ひとつは叶ったのは嬉しいです。それは台湾観光旅行!!ありがとうございます(笑)
では、復習を。
※なんと、映画館で見た映画は、1本!!とてもはまりましたから楽しかったですけど…メイキングDVD発売中のCMも流れてるから解禁なのかな?『二十世紀少年2』のイベントに行きながら、映画は見れなかったという…。
■『アンティーク〜西洋骨董洋菓子店』
チュ・ジフンとキム・ジェウクが店長と魔性のゲイシェフの雰囲気にぴったりな韓国映画でした。
※お芝居は『Endless SHOCK』と歌舞伎入れて9本ですね。(同じもの2公演以上は1本と数えてます)
芝居として印象的だったのは、レビューもしっかりしたので
■『江戸の青空』でしょうか。江戸落語をモチーフにした新作で、歌舞伎もそうだけど落語というのはすごいよく出来てるんだなと力を感じましたし、それを現代でまた新しい芝居につかうっていうのは日本人的だと思いました。(シェイクスピアもそうだから、日本人的だとばかりは言い切れないけど)あと、古典の力ですね。
翻訳ものですが、一番近々見たこともあるかな?
■『海をゆく者』、これは芝居自体がすごくよく出来てると再演希望。会話劇だけど風景が喚起され、セットが変わらないだけでなくその場も変わらないのに、彼らの話す言葉にその時代や場所をイメージさせられ退屈しません。次々繰り出される言葉の洪水に、波風たてるの嫌がって会話しなくなるより、やっぱり喧嘩しながらでも会話会話会話。その積み重ねの先に、黙っててもわかる「あ、うん」の呼吸や「以心伝心」、喧嘩しながらの会話の中にある本音が思いやれる関係が築かれる、と、改めて感じました。不器用でも無茶苦茶な生き方でも、迷惑かけあいながらでもお互いを大切に思いあいながら生きてきて生きていく男たち…言葉の洪水にみえてきたのは愛しさでした。
新作では佐々木蔵之介のチーム申、第3回公演
■『狭き門から入れ』。これも兄弟と兄の同級生や弟の継いだコンビニの常連客や実はその別れた子供、と、ただ居合わせただけでない男たちの物語。ただ設定はかなり非日常なSF的なものですが。その非日常に陥った時、一番日常や平凡さを嫌悪していた兄が、ただ漫然と日々を過ごしているかのような人たちの幸せについて、守りたい家族のある人たちの幸せについて考え、それを守りたいと思って決意し、行動する。一緒にいた時間と一緒にいなかった時間、そして現在共有している不可思議な時間の先に気づいた気持ち。
言葉と想像力(思いやる力)、観察力。
自分にとっても大切なものは他者にとっても大切とは限らないが、大切なものがあるはずだ。とか、個人の個性や考え方は違うが、わかろうとしないで切り捨てては何もはじまらない。同じである必要はないし、なれないが、違うことがわかった上で尊重する。他者も自分も生きたいとか幸せになりたいとかいう根本的な気持ちはあるんだから、やり方や順番が違っても「大切な何か」を間違わなければ、他者も思いやりながら、犠牲と思わずに自分の行く道が自ずと見えてくる。
日常と非日常(極限)と設定は違えども、現代社会の問題を考えるのに必要な何かを投じているように思いました。
役者というか配役としては、そんな考えの対極にいる
■『蛮幽鬼』のサジが一番印象的でしたけどね(苦笑)。
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12月31日(木)
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