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ドラマ!ドラマ!ドラマ!
by もっちゃん
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■ココニイルコト
今日は、堺雅人氏の誕生日です。30歳だって。へー、そうか・・・。
節目の年に大河だね。良かったね、出たいって言ってたし。
でもきっと30歳になったから、大河だからってあんまり気負わずに、やってるのかな、と思ったりもする。それは気合が入ってないってことじゃなくて、あるがままを受け入れるかんじ。
堺氏の映画の(これからもいっぱい出て欲しいので、代表作は増えつづけて欲しいけど)、ある意味代表作というんでしょうか、前野悦郎が堺氏だったからこそ成功したような映画「ココニイルコト」。「ココニイルコト」はスガシカオちゃんの曲で、そっからとったタイトルだけど。数頁の原作エッセイをよくここまで映画の本にしたなぁっていうのと、実際の人物である前野悦郎っていう人の存在そのものに驚きつつ、いろんなことがぴったりはまった映画な感じ。
(ここから☆印まで、「これから見る人」(そんなねたばれはしてへん)や、特に興味の無い人は飛ばしていいよ。
もちろん、それは、私が贔屓の堺氏が前野を好演したことや、しかも大阪弁をしゃべっていることや、他の脇の方も贔屓の役者が多いし、特に関西組みが多いってのもあるかもしれんけど、作品のトーンが、真中の子供時代の話はちょっとだれるとこもあるねんけど、なんていうねんやろう・・・前野悦郎のあっけらかんとした前向きな態度は、彼の背景に生死を乗り越えて、でもそれはまだ継続していることで、自分の生き方として、前からそうやったんかもしれんけど、少々人を小ばかにしたようなその態度ですら、優しいし、あったかいし、しかも全然おしつけがましくない。ずばっということは言うてしまうし。「くそばばぁーーー!!」とか叫びつつ、「靴は悪ない!」って真冬の川に入って、サイズのあわへんその靴を救出したりする。古道具やの「ぶっさいくな」カエルに勝負をかけてる。こてこてな中に人情がある大阪が好きでたまらんけど、高所恐怖症やから、通天閣には昇られへん。そんな色んな、ちょっとした前野くんが、こそっと心のかたすみにおってくれたら、「これでええんやろか?」と、私が思ってしまったときに「ま、ええんとちゃいますか」って、笑って言ってくれる声が聞こえてくる。そんな映画。お守りやね。
淀屋橋の駅のとこ歩いてくるシーンがあって、そこは普通によう通るとこやから、私はしばらくそこへ帰りたくなったりした。もうすぐ冬やね。そんな気持ちにならんようにせなあかんねんけど、「ま、ええんとちゃいますか」かな?大切なのは「ココニイルコト」
☆
で、堺氏の誕生日を前にして、ファンの間では、既に「新選組」祭り、って祭りかい!じゃなくて巡り、巡りね、それがはじまっているようだが、あいにく日本史に興味が無く育ってしまった。これを機会に本を読んでみたりするのもいいなぁと思っているが、ちなみに彼の役は山南敬介。・・・・大丈夫かな・・・・。ま、おいおい。
そう、誕生日前に、友達に会いに行くついで、というか、プラネタリウム自体がすごい好きなはずやってん私。で、「ココニイルコト」の舞台のひとつになった「明石天文台」にいってきたよ。おりしも衛星で放送した日に。ま、某Wなんでうちは入らないけど、いいもんね、DVDあるもんね。あ、正式には「明石市天文科学館」。日本の標準時のあるところやね。
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10月14日(火)
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