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ドラマ！ドラマ！ドラマ！
by もっちゃん
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■秘密
清水玲子先生の絵は相変わらずキレイだな〜｡
秘密…それは漫画のタイトル｡この前から成田美名子先生が隔月連載を始められたので非常に珍しくマンガ雑誌購入！単行本お知らせ欄に載ってたの。全然見付からないの｡やっと今日見つけたの｡中古値じゃないけど､即購入！
そうか〜１話は１９９９年に描かれてたんだ〜｡お知らせ欄の絵といい､単行本のカラーといい３人の美青年が活躍するワクドキ・スパイ系かと思いきや､これが､近未来の特殊犯罪捜査モノでした｡死者の脳から映像を再現できる技術を得て、それが特定の特級犯罪にはその脳を再現することで解決へのてがかりをさぐるという設定｡１話はホワイトハウス大統領執務室から始まるのが今､旬な感じです。被害者である大統領の暗殺か自殺か事故かを巡って、このケースではじめて上記の技術を捜査に導入することになります。この1話は美しく切ないです｡人は真実を明らかにするために、被害者本人の望まなかった秘密、たとえそれが事実でも手に入れ、それを美しく葬るのではなく、暴露することしかしないのでしょうか？
２００１年に描かれた２話はグロい！グロい画までが美しい！これは加害者が、獄中自殺を図ったもの。その加害者の脳を更に進んだ技術で無声記録映画を遡るように見ていく。醜い人間の感情があるとは思えないあるとあらゆる殺し方で美青年を殺していく犯人の視点で。ほとんどの係員が正気を保てなかった。たった一人を除いては。・・・中には常軌を逸し、犯罪者の記録媒体を全て破壊してしまったものも。そして事件は核心に迫ることは無かったが､一応の解決をみた。ある日、連続青少年自殺事件がおき、この部が必要とされることになる。実は死んでいった加害者が彼らにかけた呪のようなものだった。事件はある意味終っていなかった。残りの青年を救わねば・・・。前の事件で最後の言葉、それを聞くに至らなかったおかげで、残る一人となった彼､それは何故？それを隠したいとデータを破壊したものが知った秘密とは？儚い記憶のかたすみに恐ろしいほどの毒を膿むきっかけが潜んでいたとは。儚い一瞬で人生を逸脱し、そのせいで醜く殺されていった人々は救われようがあるのか・・・。
全ては、秘密。
12月17日(火)
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