ID:34326
ドラマ!ドラマ!ドラマ!
by もっちゃん
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■「その方がステキ♪」と彼女は言った
 ウソです。今週は「ステキ♪」としか言いませんでした。

 見てますか?『マイリトルシェフ』

 『水戸黄門』的、って言っちゃ、違うのかな?お約束ドラマ的要素があります。他にもどこからもってきましたか?みたいな・・・。パクリとはでも思わないっていうか、いいよ、パクっててもと思うっていうか。3話終った時点で、かなり気に入ってるってことですね。1話目に矢田ちゃんが言うの、愛しげに野菜を手に持って瞳を閉じて、声が聞こえたわ、ってオモムキで「その方がステキ♪」って。ここ、♪付きですから!!よろしく!!
 でね、2話目も言うぞ、って思ってたら、言ったのよ。印籠のような安心感があるわけです。ところが今日は言いませんでした。とても残念です。「その方がステキ♪」は印籠のように決め台詞にして欲しかったです。シャランラ♪

 お話は、阿部ちゃんサイドから言うと、兄風間杜夫と2人でつくりあげたレストラン、エトワールを兄の借金で取り上げられ、トイレ掃除にまで格下げされて、怒って店を辞めちゃうんですね。そこに矢田ちゃんがやってきて、ふと話した自分の子供の頃のエピソードと、飾ってあった兄と一緒の写真だけで、おばぁちゃんのおかゆと、兄のテリーヌの味を再現され、しかも、天才シェフと言われた男の娘だという。阿部ちゃんは家を抵当にレストラン、プチ・エトワールをつくり、また成功しようと思います。知り合いの善ちゃんをスー・シェフに、朝陽くんをアシスタントに、矢田ちゃんの妹、上戸と自分がホール。まずはオープニングに美食家や批評家、雑誌記者などを招いて、評判を手に入れれば、客がつく、しかも人気の一流レストランのメニューややり方で。必ず成功するはずだったのに、矢田ちゃんの料理はぼろぼろ。そうです、彼は矢田ちゃんのやり方を心得ていなかったのです。・・・と、最初はクール系か?と思った阿部ちゃん、3話で丸窓を覗く姿は『アンティーク』?そして、一流の術を身につけている支配人であるはずなのに、こける・・・上田か?阿部ちゃん、いいのさ、役がかぶろうが、どうしようが、甘いと言われようが、私はそんな阿部ちゃんが見たいさ!飽きないのさ、そんな阿部ちゃんが、嬉しいのさ!

 で、矢田ちゃん。実は彼女の父、故人となったシェフは東京にいた頃、風間杜夫と並び賞されていたのだけど、東京で成功するのには彼の性格は向いてなかった。その父の腕と性格をひいた矢田ちゃんですが、味覚障害になってしまった風間の頼みを聞いて、東京でシェフになる覚悟をする。彼女がオープニングで失敗したのは、顔の見えない相手にはどんな料理を出していいかわからない、何がお客様の望んでいることかわからないままでは、満足してもらえる料理はつくれない、という、不思議なやり方にあったのです。2話で、20年前、矢田ちゃんの父の料理で死を思いとどまり、今ではブラジルで成功した谷啓さんが、運命の引き合わせ的に彼女に会い、彼女のやり方を引き出す、というか阿部ちゃんに見せるわけです。阿部ちゃんの「お前は言われたメニューをうまくつくれ」という言葉を破ってしまった矢田ちゃんは怒られるぅ、と心配しますが、なんのことはない、「ふっ、オーダーメニューか・・・」転んでもただでは起きない男、3話で改めて同じ記者を呼び、新しいやり方、シェフが客と話をしてメニューを決めるというスタイルの店として記事を書いてもらい、顧客を伸ばそうとするのです。そのための丸窓なんだよね。でも、5席あるのよ・・・。一組でも、あれって結構待ってると思うんだけど、現実にありえるのかなぁ・・・。ということで、今回は「今の彼と結婚していいのかしら?」と、元彼と食事することになった石田ゆり子に「でも、彼と別れた理由があったはず」と思い出させ、その原因になった彼の気持もほぐす料理を、実は彼の嫌いな物を食材に選ぶということでやってのけてしまうお話。もちろん、記者も納得、なんだか、来週は大変なことになるらしい。っていうか、西村雅彦だよっ!!ゲスト豪華よね・・・。


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07月24日(水)
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