ID:34326
ドラマ!ドラマ!ドラマ!
by もっちゃん
[126878hit]

■歌舞伎に行ってみませんか?
 歌舞伎、観に行った事ありますか?テレビで観たことありますか?歌舞伎役者と呼ばれる役者さんを知っていますか?

★もっちゃんと歌舞伎の出会い★1stインパクト
 本当ははっきり覚えていない。だけど最初の印象としてすごく残っているのは、坂東玉三郎丈の「桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう)」。物語とか全然記憶に残っていないんだけれど、お姫様を演じる玉三郎さんの美しさと、書割(かきわり・絵で書いた背景セット)で、できてるとは思えない、美しい舞台装置に衝撃を受けた。「こんなあでやかな世界があるんだ!!」
 新橋演舞場では、おりしも片岡孝夫(当時)(現片岡仁左衛門)と玉三郎の孝玉コンビが新派に出演。いくつかの泉鏡花作品はテレビでも放映された。写実的な世界では、歌舞伎の時代物や廓物のような派手なあでやかさはない。しかし、女形の女性にはいないんじゃないかと思う程の物腰のよさ、そして孝夫の粋、格好よさがかえって浮き彫りにされ、惚れ惚れした。物語は切なかったりするのだけれど、この2人の「天上人」的存在との出会いがなければ、歌舞伎に心酔することはなかったかもしれない。(天上人=好きな俳優さん多けれど別格ってことの大げさ表現、現実の世界に生きている人とは思えない美しさを現す、わたくし的表現)

★もっちゃん、はじめて南座で歌舞伎を観る★2ndインパクト
 おりしもスーパー歌舞伎として今は人気を誇るおもだかやさん(屋号です)、市川猿之助ひきいる「ヤマトタケル」を幸運にも観る事が出来た。「歌舞伎」とは、歌と舞いと技であり、いわゆる、日本のミュージカルかオペラのようなものである。しかし「歌舞伎」は当て字。目立ちたがりの人間が、世間をあっといわせることをやる破天荒な様子を「傾く(かぶく)」と言い、四条河原で踊りだしたものたちを「傾き者」といったことかららしい。であるから、スーパー歌舞伎が、いわゆる古典歌舞伎、現在では「大歌舞伎」と銘打って打たれる公演と区別化されるけれど、古典の継承をしつつ、新しいものへの挑戦、宙乗りや、後に京劇との融合など、「かぶく」精神の強いものである限り、充分歌舞伎、まさに歌舞伎の真髄とすら言えるかも。そして私は『ヤマトタケル』で、早替わりを得意とする若手女形の星(当時)、中村児太郎(当時)(現中村福助)を手の届かぬ天上人・玉三郎に次ぐ人物になるのではないかと期待して、幾つかの作品を見ることになる。(現時点では、玉三郎に次ぐ人物というのは見当たらなくて、若手では市川笑三郎丈がそうなればいいな、と応援している)

★もっちゃん、ちょっとづつ歌舞伎を観れる経済力をもつ★
 ようやく就職し、ちょっと潤ったので、歌舞伎を観れるようになった(気軽というには、やっぱり高いけど)。東京では歌舞伎座で毎月やってるし、国立劇場や、浅草でも、歌舞伎は観られる。しかし、関西は当時、南座の顔見世がメインイベントであとは中座で夏歌舞伎。孝夫の父である、13代仁左衛門は、この南座を愛し、関西での歌舞伎の復興を願った役者である。晩年はほぼ視力を失ったが、初役に挑んだり、親子4人で顔見世興行を勤めたりした。私にとって松嶋屋さんの引力も相当である。(ちなみに歌舞伎座だけであった一幕見。これが博多座やたまぁーに大阪松竹座にもできた。歌舞伎座に行ける人は、おいしいですよ。当日並びでしかも3階の一番後ろに立ち席だけど、安いのよ。雰囲気を味わいたい人、何回も見たい人などが利用しています。)

★もっちゃん、ついにダーリンに出会う★3rdインパクト

[5]続きを読む

01月24日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る