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ドラマ!ドラマ!ドラマ!
by もっちゃん
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■歌舞伎に行ってみませんか?
なのだけれど・・・その人たちが、さらに・・・色々やるんですよ。基本が出来てる人たちがやるから、おもしろい、はず。例えば、串田和美と勘九郎による平成中村座。野田秀樹による歌舞伎座における演出。昨年は、そういうのがありましたよ。「はず」なのは、江戸まで観に行けなかったんだっ!私は!そういうのがきっかけでもよござんす。1度、歌舞伎に行ってみませんか?もう、私など、チョーン!というキの音が入った途端に、ぴりっとして、下座音楽が聞こえてくると、なぜか血湧き、肉踊る!ある意味ラテン聞いてるみたいになります。もう、全然堅苦しく考える必要なんて無いの。物語はパンフレット(江戸は「筋書」上方は「番附け」)に書いてあるし、ただあざやかな世界を味わってみてください。
時代物(鎌倉時代とかの武士の世界とかね)は、理不尽な世界で、受け入れがたいかもしれない。でも、昔の日本の考えを知ることができたり、だからこそ今の世の中が良く思えたり、さらに今の不条理を考えたり・・・。江戸時代、世相を反映した「仮名手本忠臣蔵」や、「心中物」が、すぐ作られ、上演されたということは、現代の映画やドラマで社会を揶揄したものをつくっているのとなんらかわりはないしね。だいたい、衣装が豪華でセットも華やか。それだけで観る価値あり(歌舞伎役者は体力あるよー。衣装とかつら、ごっつ重いから・・・花魁とかだと、女子1人分くらいあるからね)。
世話物には、落語から題材を得たものも多く、今にも通じるホロリとくるいいお話や、狂言から題材を得た、ただただ楽しいお話もある。舞踊は、色々だけど私なんて、最初観たら全然わからない。ストーリー、先に読んでおかないと。でもいいの、美しいから。とか、役者の身体の強靭さとかしなやかさとかやわらかさとか観れるし。
テレビも映画もない時代、回り舞台も日本人が考え出したし、途中で止まって見得をするのは、ストップモーション。色々な舞台の手法もだんだんに楽しめる。(ルールっていうか、歌舞伎を見るための文法?)
幕間にお弁当を食べながら、いろいろな世界が半日で楽しめる。もう、とにかく超エンターテイメント!!だから、チャンスがあったら挑戦してみませんか?
どちらにしても、もし少しでも興味があるなら、玉三郎は見ておかないと!!彼は、ここ数十年、まれにみる珠玉の不世出の名女形だからね。もったいないよ。
もっちゃんの勝手に好き好き歌舞伎役者。
坂東三津五郎。坂東玉三郎。片岡仁左衛門。中村時蔵。中村勘九郎。片岡英太郎。片岡愛之助。上村吉弥。市川新之助。中村芝雀。中村吉右衛門。市川猿之助。市川笑三郎。市川団治郎。(順不同)他、多数。
01月24日(木)
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